失恋

友達に好きな人をとられた人が今を乗り越えるには?

感情的になってしまうのは心に焦りがあるから

 

ここでは、心にあせりがある人について考えてみます。

同僚や友人に激しいライバル意識を燃やすあまり、その人の悪口をポロリとこぼしてしまったという経験はないでしょうか。

Aさんが私に話してくれたある職場での同僚女性の話です。

上司からも部下からも、なぜか好かれている同期の女性Bさん。

周囲のBさんに対する高い評価を耳にするたびに、Aさんはどこかもやもやとした気持ちがあったといいます。

 

ある日、 Aさんがうっかりミスをしたときのこと。

上司から「少しは彼女を見習ったらどうだ」とBさんと比較されるような言い方をされました。

ふだんは抑えられていた感情がほつれ、ついBさんの悪口を口にしたというのです。

 

「彼女もチヤホヤされて調子にのっているのよ。ちょっと愛想がいいだけじゃない。要領がいいのよね」

といった調子で、喧嘩を売ったかのように悪口が出てきたといいます。

そのときAさんは、驚いたようです。

 

Aさんをこのような言動にかりたてたのは、猛烈なライバル意識にほかなりません。

さらに、その奥にあるのは、あせりだと考えられます。

あせりがあると、人はすぐに感情的になったり、劣等感にとらわれたりするのです。

そして、落ち着きを失って、人の悪口や自己弁護を口にしてしまうのです。

このAさんの例にしても、わが身を振り返り、そのうえでBさんのことを考えてみると、まったく違ったBさんが見えてくるはずです。

その後Aさんは私とゆっくり話すうちに、Bさんは人一倍他人の話をよく聞き、相手の立場を考慮して行動できる人であることに気づいたようです。

それに引き換え、自分は自己中心的な振る舞いをしていたことに思い当たったといいます。

 

まずは自分を厳しく見つめましょう。

そうすれば他人に対する目、態度は変わります。

不思議ですが、自分を見つめると、他人の長所、短所が見えてきます。

 

その結果、相手の価値がわかり、好感や信頼感を持てるようになります。

周りにいる人をこのように見ることができれば、ライバル意識を燃やして、トラブルの種をまいたりすることもなくなります。

ひいては、あなたへの評価も高まり、仕事や人間関係がいい方向へと向かうはずです。

 

恋愛や結婚にあせっていると、「あこがれの先輩がいたのに、同僚に取られた」というような場合も同じです。

恋人探しつい「取られた」と感じてしまいますが、実際にはどうだったのでしょうか。

本当にあこがれていただけの相手なら、あなたの所有物ではありませんね。

 

取った、取られたもない話です。

感情的になりやすい人は、心のなかにあせりがないかどうか考えてみたいものです。

 

 

ゆとりがないと感じるのなら、未来の見通しを持ことです

 

「やりたい仕事に早くつきたい」

「早く結婚したい」

そんなあせりがある人は、自分自身が今立っている位置を確かめるとともに、そこから将来へと続く道のりにも目をやることです。

 

山登りの途中で、道に迷ったときのことを考えてみてください。

「早く道を見つけなければ」と思って、誰もがあせります。

自分をコントロールできずにあせるばかりでは、結果は見えています。

 

落ち着きをなくし、冷静な判断ができなくなってしまいます。

そんなときでも、太陽や川、山頂の位置などから現在地を割り出すことができれば、どうでしょうか?

地図のうえで、「今、私はここにいる」と確認できれば、目的地が遠くても、心を揺れ動かすことなく前に進むことができます。

 

ゆとりのない人は、今の状況や目先のことばかりに気をとらわれて、あわてふためいているケースが多いようです。

視線を遠い先まで向けることができずにいるのです。

 

仕事を例に挙げれば、早く自分の才能を開花させたいと考えているあまり、「今の仕事はつまらない」「会社は私を正当に評価していない」といった思いにとらわれる人がいます。

こういうタイプの人には、なかなか道は開けません。

 

事実、よく話を聞いてみると、こんなあせりを口にしている人に限って、まだ入社数年目だったということがあります。

入社数年で一人前になれるほど、仕事は甘くありません。

はっきりいえば、まだ見習い同然の人です。

 

今は仕事を覚える時期、下積みの時期と、自分の立っている位置を見つめ直し、そこから将来へと目を向けましょう。

「あとO年がんばれば、つぎのステップにすすめる」

「つぎは、◯◯の仕事をまかされるようにする」と考えるようにすれば、今後の見通しが持てる ようになるはずです。

 

もちろん、今の状況を厳しい目で見ることも大切です。

努力もせずに「私は能力があるのに報われない」などと言う人がいますが、自分を甘やかしていては決して成長は望めません。

自分を厳しい目で見つめ、自身を律するところから、人は成長していきます。

 

心のなかに、自分の行動を決める基準を持つといいでしょう。

それができるようになれば、自然とゆとりも生まれてきます。

ゆとりとは、精神的貯蓄があってこそ生まれます。

 

ですから、知識、態度を養い、自己認識を正しく持ち、この貯蓄を増やしていくことを忘れてはいけません。

そして、ゆとりのある姿は、人間としての魅力を生み出します。

 

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