恋に酔って相手が見えなくならなために
恋をすると、物事を正しく見ることができなくなり、判断を誤りやすくなるといわれます。
英語にも「Love is blind」という表現がありますから、世界共通の言葉なのでしょう。
「いろいろな男性と付き合い、ようやくこの人だと思える相手にめぐり合って結婚したのに…」
「今は彼の悪いところばかりが目につくようになって…」
大恋愛の末に結ぼれたという人に限って、よくそんな話を耳にします。
これは彼が欠点を隠していたのではなく、彼女のほうが恋に酔って、彼の本来の姿が見えなくなっていた、からかもしれません。
二人の間が少し落ち着きだしたころになって、それまで見えなかった周囲がよく見えてきたというわけです。
恋愛以外のことでも、あまりに感情的になったり、欲望にとらわれたりすると、ものが見えなくなります。
欲にかられて儲け話にのってしまい、大損をしたという話は後を絶ちません。
状況を客観的に判断できなくなっているのです。
とはいえ、恋もせず、欲も出さずというのは、仙人くらいです。
情や欲があるからこそ人間だということもできます。
以前にも述べましたが、自分の感情をコントロールするよう意識することだけでもOKです。
大恋愛のさなかにあるときも、「今は夢中になっているから、周りが見えていない」と、自分に言い聞かせましょう。
「仕事や学校はもうどうでもいい」と思いつめ、彼だけを追いかけてしまうとすれば、非常に危ないことです。
今、仕事をやめてしまうとどうなるか?学校をサボれば?という結果を考えれば、高揚した感情もコントロールできるはずです。
また、自己暗示をかける術を身につけるのも役立ちます。
恋人とケンカをして、苦しいときも、
「世界が終わるわけじゃない」
「つらいこともあるけど、楽しいことだっていっぱいある」
「明日はきっといいことがある」
と、言い聞かせることで、自分を追い込まずにすませられます。
自分に言い聞かせる術をあなたなりに確立しておきましょう。
失恋して辛いのは大人になっている証拠
失恋して辛いと辛いあなたは、一人で夜を迎えるのがどれだけ嫌か…
このような辛い思いは、恋愛経験がある方なら、誰でも経験することでしょう。
また、一人で夜になると泣いてしまうというのは、失恋あるあるですよね。
付き合っていた昔のように戻れたらな…
友達のままでも良かったかも…
あの時、あんな事を言わなければ…
もう相手にされないのでは…
これも、誰もが思うことの一つでしょう。
しかし、今の辛い気持ちは、あなたが大人になるための第一歩なのです。
昔のように戻れたらいいなと思うのは、あなただけではありません。
皆そういう辛い思いを経験して、大人になっていくのです。
こういう辛い経験が、あなたの器を大きくするのです。
そして、つらい経験は、同じようなつらい経験をした人の気持も分かるようになり、優しい人間にさせるのです。
どうですか?
失恋というのは辛い事ばかりではないでしょ?
遠い未来を考えれば、辛いことでも、経験してよかったなと思える日が必ず来るでしょう。
ですから、辛いからといって、現実から目をそむけないで下さい。
寂しいからといって、違う異性に簡単に体を許すようなことは、絶対にしないで下さい。
今の苦しい自分に打つ勝つのです。
そして、打ち勝った時には、あなたは一回り成長しているでしょう。
人として、凄く成長しているのです。
自分だけが辛いなんて思わないで、前向きに考えてみて下さい。
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