諦め半分の自分とサヨナラするために
将来、大きく羽ばたくことを夢見て、「私には可能性があると思う」「私の能力はいつか大きく開花する」などと話してくれる人がいます。
前向きに、希望にあふれた未来を思い描くのは、とてもすばらしいことです。
ただ、そう思うだけで何もせずに待つばかりでは、夢は夢で終わってしまい、眠れる能力は眠り続けるばかりでしょう。
潜在能力を引き出すには、何よりもやる気です。
まずは、進んで自分を磨き、幸せな人生を送ろうという意欲を持たなければなりません。
一方、「私にはたいした力なんてない」「今からじゃ遅い。もう無理」などと悲観的に考えている人は、まずその意識を変えることです。
人間はただの器のようなもので、それ以上にも以下にもならないと考えたら、やる気も起きるはずがありません。
生まれつき有能な人が成功し、そうではない人は無理だと決めつけてしまったら、努力する意味がなくなってしまいます。
今の状態に不満や不安を抱いているのなら、そこから変化を求める気持ちを持つことです。
あきらめ半分の自分とサヨナラするには、「自分を変えよう」「私は変われる」と考える、心の持ち方を変えていかなくてはなりません。
では、やる気はどうしたら起きるのでしょうか?
その前に、脳のしくみから見ていきましょう。(※科学的な少し難しい話になっています。理解が難しかった場合は、次のタイトルで簡単にご説明しています。)
大脳生理学によると、人間は大脳新皮質といわれる部分が発達しており、この点が腿虫類といったほかの動物と一番違う点なのです。
大脳の表面を覆っているのが大脳皮質ですが、人間の場合は大部分が新皮質で、感覚や運動、そして精神活動の中枢がここにあるのです。
これに対して、古い皮質の部分は、生きるために必要な本能的な行動をつかさどっています。
人間はその古い皮質の上に、新皮質を発達させ、考えたり、創造したり、欲望をコントロールしたりする力を持つようになったのです。
人間のこの新しい皮質は、とても多くの機能を担っています。
そして、特に、意欲や創造といった精神活動にかかわるのが、前頭葉と呼ばれる部分です。
この部分が切断されると、積極的に適応しようとする意欲が失われることがわかっています。
あきっぽく、極端に楽観的な人間になるといわれています。
そして、この前頭葉は、知能とは直接関係ないこともわかっています。
つまり、知能が高くても、前頭葉が活発に働いて、やる気を起こさなければ、創作活動などはできないのです。
生まれつきの能力に意欲が加わってこそ、成果が上がるのです。
結局はモチベーションを上げる事が大事
少し難しい話をしましたが、結局ところ、「夢に年齢は関係ありません」
ただ、結婚して世帯持ちの方、親の体調が優れずに入院費などで困っている方など…
こういった方を除けば、夢というのは諦める方がいいなんて事は絶対にないのです。
結局大事なとろは、「夢を諦めて後悔しないのか?」、「次の仕事はどんな仕事をしたいのか?」
こういった事がとっても大事になってくるのです。
また、夢を追い続けて飯が食っていけないという悩みなのであれば、少し妥協して、趣味で続けるというのも一つの方法でしょう。
なにも、その夢を成功させるだけが生活ではありません。
夢を趣味に変えて、自分なりに納得するまで趣味に明け暮れたらいいのです。
周りが何を言おうとそれはあなたの人生。
あなたの人生なのですから、周りの声を気にすることもありません。
本当に自分が大好きで、夢を追いかけたいのであれば、その夢を追い続けるのもいい。
生活の安定を望むのであれば、趣味として全力を注ぐのもいいでしょう。
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