対人関係に強いO型はセールスやサービス業向き
O型の人にとっての職業選択の上で、その持ち味を存分に引き出しやすい方向性が主に2つあります。
ひとつは専門性を深めること。
もうひとつは、個性や対人性が重視される仕事を選ぶことです。
O型は、あきらめの早さも手伝って、若いころは職業を転々とする人が目立ちます。
10や20もの職に就いたO型の男性の例も珍しくありませんが、三十代半ば、あるいは四十を越えてからピタリと自分の専門分野を決め、その後はその道ひと筋で知識と経験を深め、職業人に育っていくケースが多く見られます。
目標が定まる時期には個人差があるとはいえ、無用な回り道は避けるに越したことはないでしょう。
社会人としてのスタートに際して、職業選択には特に念を入れ、どんな仕事を一生の専門分野として頑張れるかを検討することも大事です。
またO型は、社会や集団の中での力関係に敏感で、その中で自らの力を成長させ、影響力を増大させる方向に、無意識のうちに配慮する能力や行動性に優れています。
積極敵で果敢に挑む対人性が必要とされる訪問セールスや接客サービス業が、個性主張を可能にし、人生を豊かにできるかどうかのカギを握っている職種であると言えそうです。
O型の人の多くが望む、独立独歩の地位を切り開くためにも、太い人間関係のパイプはどんなに役立つことかわかりません。
「覚えがいい」O型の一番の弱点とは?
O型の人は、経験や学習に支配される傾向が驚くほど強く見られます。
未経験のことに遭遇すると手も足も出なかったり、初対面の相手に強い警戒心を持つことが多いのもこのためでしょう。
以前、O型の女子バレーの金メダリストがこんな告白をしているのを聞いたことがあります。
「私は、大きな試合でもあがらないほうだし、心臓に毛が生えてるんじゃない?」
「なんてみんなに言われるけど、東京に出てきて、大きな体育館で初めて試合をした時とか、初めての海外遠征の時は、自分でも驚いた。」
「身体の震えが止まらないくらい緊張しちゃって、何が何だかわからなかった!」
このように、初ものに弱いのがO型の特徴なのです。
そのため、若い年代では総じておとなしく、引っ込み思案に見えることさえあります。
それが、年齢やキャリアを積むにしたがって、はっきりとした自己主張をしだし、O型特有ののびのびとした発言や行動力で、押しの強さが目立ってくるのですから不思議です。
また、O型の学習意欲やその効果は目を見張るほどで、地面に水がしみ込むかのごとく、注いだ分だけしっかりと身につくといった感じです。
しかし、その優秀さの反面、新しい状況への適応が遅かったり…
専門以外のことになると、ひたすらおじけづくことも多くあります。
しっかりと身についているはずのクルマの運転なども、違う車種に乗りかえた途端にぎこちなくなるという具合です。
もうひとつ、O型は自分をとり巻く人間関係にひどく敏感で、上下関係や先輩・後輩の意識も強いですから、進入学や転職時に、人一倍対人ストレスを感じます。
何でも相談できる身内や親友の存在が、新しい環境での自分の位置を確認し、自信をつけていく上で最も貴重な存在になると言えるでしょう。
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