愛と感謝は幸せのバロメーターです
シンデレラを乗せた魔法の馬車は、実はカボチャからできていました。
では、あなたを乗せた「幸福行きの列車」は何を材料につくられているでしょう。
それは、愛と感謝です。
愛する人、愛するコト、愛するモノをたくさん持っている人は、それだけで 「幸福行きの列車」が半分できあがってしまいます。
「愛する人」 というのは、あなたが愛する家族、両親、兄弟姉妹、親戚の人々、友人、仕事でおつきあいのある方々、憧れの女優、大好きな画家、尊敬する作家などなどです。
数えあげていくと、いくらでも愛情の対象は広がっていくでしょう。
愛する人がたくさんいる人ほど、頑丈な列車に乗っています。
「愛するコト」というのは、あなたが夢中になって楽しめることなら何でもいいのです。
仕事、勉強、料理、水泳、車の運転、読書、子育て、旅行、ボランティア活動など、やっていて面白いなあ、楽しいなあ!と感じることはすべて、あなたが愛していることです。
愛するコトが多いほど、列車は乗り心地がよくなります。
「愛するモノ」というのは、まさにモノそのものです。
あなたが大切にしている家具や小物、たくさんの思い出がつまったアルバム、お気に入りの洋服、ジュエリー、靴、バッグなどです。
愛するモノが多ければ多いほど、ゴージャスで立派な列車がつくられていきます。
残りの半分は、感謝の気持ちでつくられます。
「私はなんて快適で恵まれた生活をしているんだろう。水道の蛇口をひねるだけで安全な飲み水が出てくる。ガスも電気も電話も通っている」
「温かいお風呂に入り、温かい布団にくるまって眠れるのは、最高の気分だ」
「大切な家族みんなが健康で、本当にありがたい」
「令日もまた、おいしいものを食べられた。海と山と野の幸に感謝しよう」
こうして毎日の生活の中に感謝できることをたくさん見つけていくと、列車の性能はグンとアップします。
つまり、ただやみくもに「キレイになりたい」「幸せになりたい」「愛されたい」「お金持ちになりたい」と追求しても、そこに愛と感謝がなければ何も始まらないのです。
なぜなら、列車を走らせる燃料は、脳が分泌する快楽ホルモンだからです。
小さなことへの感謝が、大きな幸せを作り出します
愛を感じるとき、感謝をしたりされたりするとき、脳の中には快楽ホルモンがあふれ出てきます。
大量にどっとあふれ出て、脳はまるで快楽ホルモンのシャワーを浴びているような状態になります。
そもそも快楽ホルモンというのは、おいしいものを食べたり、欲求の快感を味わっているときに分泌されます。
けれど、人間のカラダは大変よくできていて、快楽ホルモンの量が一定のレベルを超えると、キャパという括抗ホルモンが分泌されて、快楽ホルモンが止まるようになっています。
どんなにおいしいものを食べていても、どんなに素晴らしい欲求を満たしてをも、やがて満腹や満足を覚え「もういらない、今はもう、これ以上ほしくない」という気持ちになるのは、このためです。
しかし、愛と感謝が引き金になって出てくる快楽ホルモンに限界はありません。
キャパという措抗ホルモンが出ないため、快楽ホルモンの分泌にブレーキがかからないのです。
たとえば、何かいい行ないをして誰かに感謝された場合は、カラダが熱くなるほどの幸福感を感じます。
それは、小さな子どもたちの反応を見ていると、本当によくわかります。
ほら、子どもというのは、大人にちょっと誉められたり感謝されたりするだけで、飛び上がりそうな勢いで喜ぶでしょう?
私自身もそうでした。
まるで魔法にかかったようにカラダが熱くなり、跳ね回りたくなるほど嬉しい思いをしたものでした。
脳の中に快楽ホルモンがどっと一気にあふれ出て、全身を駆け巡っていたからです。
快楽ホルモンが燃料となって「幸福行きの列車」を走らせるというのは、これと同じです。
愛と感謝がもたらす喜びは限りなく、どこまでも満足感が続きます。
このときに感じる幸福感がいい顔・いい表情をつくります。
そして、何をやってもうまくいく幸運体質をつくりだすのです。
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