どうしてだろう…
どうして人間は、八つ当たりをしてしまうのでしょうか?
今回は、そんな人間の不思議な心理について、徹底的にご紹介していきましょう。
八つ当たりしてしまう心理は弱い立場にある
八つ当たりをする人の心理とは、どのような心理が働いているのでしょうか?
まず1つ言えることは、八つ当たりされる人というのは、その人が心を許せる存在の人なのです。
基本的に、初対面の人には八つ当たりはしません。
これには理由がありまして、初対面の人には「自分の気持ちがわからないのか?」という気持ちにならないことに関係します。
逆に、心の許せる人に対しては、「今機嫌が悪いのが分からないの?」という気持ちになってしまうのです。
例えば、仕事でいいたいことがいえない人は、その反動を家庭に持ち込むこともあるでしょう。
「なんだお前、ちゃんとお父さんのいうことを聞いているのか?」
「だって、同じこと何回もいうんだもん」
「うるさい!余計なことはいわなくていい。黙って聞いてればいいんだ!」
「・・・・・・」
「返事はどうした!」
「はーい」
「はーいじゃない。ちゃんと大きな声で、短くかはい。といえ!」
「はい…」
と、知らず知らずのうちに職場のストレスを家庭で解消しているわけです。
それが家族から煙たがられ、嫌われていく要因にもなるのでしょう。
人は八つ当たりされるのもイヤだが、一方的に話をされるのもイヤである。
子どもにしても、親に聞いてほしいことがある。
学校のことや世間話をして楽しい時間を過ごしたいという欲求がある。
自分の話を聞いてくれる人がほしいのに、親は子どもの気持ちを無視してわかったような説教を始める。
ここが自分では賢いと思っている親の愚かなところなのかもしれません。
自分より発言権のない人、立場の弱い人が相手の場合は、とくに聞き上手になることに徹底しましょう。
これが人づきあいの基本です。
そして大きく笑って相手の心を解放させてあげましょう。
それができる人は、上手に世間を渡っていける人です。
笑いの効果は、いかに健康にいいか、いかに精神衛生にいいか、いかに人との関係を潤滑にするか。
いずれにしても、あなたの幸福へと繋がることなのです。
八つ当りする人はこんなにデメリットが多い
八つ当たりをしてしまう人が知ってほしいこと。
それはデメリットの多さにあります。
実は、八つ当たりほど人を不快にさせて、嫌われる原因にさせるものはありません。
そんな八つ当たりのデメリットに関して、上げていくことにしてみましょう。
・人から嫌われる
・性格が悪いと思われる
・人を不愉快な気持ちにさせる
・無視されることが多くなる
・弱い者だけに強い人間だと思われる
と、軽く上げてみましたが、このように、考えられるデメリットはたくさんあります。
ですが、メリットを考えてみてください。
メリットといえば…
・自分のストレスが解消される
意外にメリットが見つかるでしょうか?
自分のストレスが解消されるから、人に八つ当りするようでは、ただの自己中心的な人です。
どうしても八つ当たりをしてしまうのであれば、他のことでストレスを解消すべきなのです。
例えば、体を動かすとか、カラオケで大声を出すなど。
決して人に迷惑をかけてはいけません。
八つ当たりをする人の心理というのは、とにかく弱い相手を標的にしがちです。
ですが、弱い相手は勝てないと分かっている分、嫌いという態度で仕返しを試みます。
つまり、いつまでも八つ当たりをしてしまっていては、必ずいつかは嫌われる日がくるというわけなのです。
八つ当たりをしてしまう人は、「愚痴を言わない人の心理」を参考に、好かれる人へと変わる事が一番ベストな対処法といえるでしょう。
一度しかない人生なのですから、嫌われっぱなしというのは、どこか損した気分にすらなりませんか?
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