打たれ弱い人というのは、支えてもらう側になることが多く、心配してもらう側にいる事が多いという特徴があります。
今回は、そんな打たれ弱い人に関して。
特徴と改善点をご紹介していこうと思います。
打たれ弱い人の弱点の特徴
年下の人にかかわらず、何かあるとすぐに落ち込んでしまう人、シュンとなって弱ってしまうような人は、つきあっていくのが難しい人と思われます。
「下手なことをいって、相手に誤解されたら、ものすごく傷つけてしまう」とやたらと気をつかうし、たまに落ち込んだときになぐさめるのならいいが、それがあまりにも多いと、周りの人も対応にこまってしまうのです。
これは落ち込むことがよくない、といっているわけではありません。
誰だって落ち込むことはあるし、ストレス発散のためには落ち込んでいるときに誰かにグチったり、話を聞いてもらうことも大切なことであろう。
また、感受性や傷つきやすい部分というのは人それぞれ違うので、自分ならたいしたことはないと思えることでも傷ついてしまう人もいる。
それを「そんなことで落ち込むな!」と責めることは誰にもできません。
ただ落ち込むたびに、それがすぐに態度に出てしまうことが問題なのではないでしょうか?
落ち込んでいる態度でいれば、周りの人は「大丈夫?どうかしたの?」と心配してくれるでしょうが、毎回毎回ことあるごとに、ため息をついていたり、暗い顔をしていると、「またか」とうんざりしてしまうことにもなろう。
仲のいい友人なら、「元気を出しなよ」と声くらいはかけてくれるかもしれないが、「放っておけばいい。いつものことなんだから」と冷たくっき放す人も出てくる。
本人は演技でもなく実際に落ち込んでいるわけだから、自分がそんなときに冷たくされると、余計に辛い気持ちになり、ますます落ち込んでしまのです。
厳しい言い方かもしれませんが、それは「自分の気持ちのタレ流し」ではないでしょうか。
人それぞれ、みんな辛いこともあるし、しんどいこともある。
それに耐えて、なんとかがんばっているのです。
そこで、ひとり落ち込んでいる顔を何度も見せつけられたら、周りの人もいい気分がしないもの。
だから、多少つらいときでも、態度だけでも明るくふるまってみよう。
暗く沈んだ顔をしないで、無理にでも笑顔をつくってみよう。
人はいつも明るく、元気な人の周りに集まるものです。
そうして人が集まってきてくれたほうが、気も紛れるし、落ち込んだ気分から早く回復もできますよ。
また、普段そのようにふるまっていれば、本当につらくて落ち込んだときには、周りの人が真剣に心配してくれ、相談に乗ってくれるのです。
打たれ弱いからといって、シュンとなられては周りの人が困ります
私の実体験ですが、喫茶店の隣の席で、スーツを着たサラリーマンふうの男性ふたりが、向かいあって話していました。
そんな二人は、こんな暗い話をしていたのです。
「仕事ができないわけじゃないんだが、どうも扱いが難しくて…」
「どうした?俺が見るからには、真面目そうでいいやつじゃないか」
どうやら、ふたりは同じ会社の同僚で、ある後輩についての話をしているらしい。
「確かに物覚えもいいし、熱心だからそれはいいんだけど、ただちょっとこっちが厳しく注意しただけで、すっかり落ち込んじゃって」
「そりゃ、おまえの言い方が厳し過ぎたんじゃないのか。最近の若いやつはあまりきつい言い方をすると、キレたりするから気をつけたほうがいいぞ」
「いやいや、普通の言い方だよ。それなのに、その後はがっくりしちゃって…。あれくらいで落ち込まれたら、こっちだって何もいえなくなるんだから…」
「そうか。それはつらいな。俺も彼には気をつけよう」
その前の会話を聞いていないので、実際のところはその後輩がどういう人なのかはよくわからないが、先輩ふたりの苦労はそれなりに理解できた。
最近の若い人は他人から叱られたり、怒鳴られたりする機会自体が減っているからだろうが、ちょっと叱られただけで必要以上に落ち込んだり、過剰に反応する人も少なくないのだろう。
叱る側としてみれば、「なにを!」と反発してくれるのなら、扱いようもある。
若い人が、その若いエネルギーでぶつかってくるのは、上の世代からすると、ある意味楽しみで頼もしく思えたりするものだ。
しかし、そこでシュンとなられてしまうと、どうしょうもない。
「別に君がダメだといってるんじゃないよ、これからもっとがんばってほしいからいってるだけなんだ」とつけ加えるのもわざとらしく、困惑する先輩社員の気持ちも考えてあげよう。
「あいつはちょっと叱っただけで、めげてしまうようなやつだから」と判断されてしまったら、「これから面倒なことをいわれなくてもすむ」と、楽に思えるかもしれません。
しかし、長い目で見ると、自分を鍛えてくれる絶好の機会を失ってしまったわけで損をするのは自分なのです。
また、自分は打たれ弱いと思うのであれば、「心が強い人の特徴」にて、心が強い人の特徴を知るというのはどうでしょうか?
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