いろんな人がいるこの世の中ですが、ぬいぐるみと寝る人というのは、それほど珍しくありません。
ですが、なぜ人間はぬいぐるみと寝るという、少し不思議とも思える行動をするのでしょうか?
今回は、そんなぬいぐるみと寝る人の心理について、詳しくご説明していこうと思います。
ぬいぐるみと寝る人の心理には「友達」の二文字が関係している
一人暮らしの、ある老婦人の知り合いの方に、くまの赤ちゃんの「ぬいぐるみ」が友達という人がいます。
とはいっても、ばかにしてはいけません。
今どきのぬいぐるみは賢いのです。
いい子いい子と頭をなでてやればうれしそうに笑うし、乱暴に扱ったりすればしくしくと泣き出すのですから、まるで「生きて」いる感じです。
それに、突然「元気?ぼくは元気だよ」などといい出します。
「人間って、いろいろあるんだね」 などと、生意気にも、分かったようなことをいう。
ときおり「あーあ」とため息をつき、一日に何度か、機嫌よく童謡を歌い…
そんな老婦人は終日、この「ぬいぐるみ」を身近なところに置いて過ごし、一緒にいると安心するそうです。
ときどき突拍子もなくしゃべり出す言葉に、妙に感じ入ることもある。
勇気づけられることも、ほっと癒されることもある。
「ぬいぐるみ」なんてものは、人のほんとうの「友だち」にはなり得ない…
などと批判する人がいるかもしれませんが、この人にとっては、ほんとうに「友だち」なのでしょう。
なぜ人は「友だち」を求めるのだろうか?
答えは簡単です。
「心」は、「ふれ合い」がなければ生きていけないからです。
自動車のエンジンならば、ガソリンが必要です。
しかし人間には、「心」があるから、 いわゆるエネルギーとしての「食事」だけでは生きていけないのである。
人間が生きていく条件として、政治の世界では、よく「食糧と安全」などと言います。
確かに、この二つの安定は大切な条件でしょう。
しかし、生きていく条件として、心の世界では、やはり人との「ふれ合い」が大事なのです。
心を暖めてくれる「ふれ合い」をもたらしてくれるもの。
それが「ぬいぐるみ」であれ、自分をほっと安心させてくれる、勇気をあたえてくれる「ふれ合い」をくれるものに、私たちは優しい愛着を持つ。
「ふれ合い」がなければ、心は枯渇するのです。
心が死んでしまえば、人としては生きてはいけない。
そんな心を癒してくれるのがぬいぐるみであり、癒やされるのが人間なのです。
まだまだある、ぬいぐるみと寝る心理を詳しく上げてみよう!
先ほどのタイトルでは、ぬいぐるみと寝る人の心理だけではなく、寝る人の理由についてもご説明しました。
さて今度は、ぬいぐるみと寝る人の心理を、詳しく上げていくことにしてみましょう。
※ぬいぐるみと寝る人の心理を細かく分析するとこうなる
・子供の場合は母親や父親の代わり、大人の場合は寂しさの現れ
・どんなことをしても文句を言わない、服従心の表れ
・不安な社会で一日闘いぬき、安心感をもらっている
・抱きまくら代わりにぬいぐるみを使っている
・ふれあいを求めている(先ほどのタイトルでご紹介した)
上記のような心理が働いていると考えられます。
中には、ぬいぐるみ無しでは寝られないという人もいるほどで、人によっては恋人と同じくらい大事という人もいますよね。
それほど、ぬいぐるみが人間私達に与えている力というのは、意外と大きいものなのかもしれません。
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