自分を大事にする人ほど、人を大事にするという事は、いろんな書籍でも書かれてきましたし、偉人と呼ばれた方々も発言してきている言葉です。
ですが、なぜ自分を大事にする人ほど人を大事にするのか?
本当の理由をあなたは知っていますか?
今回は、そんなふとした疑問についてお答えしましょう。
どうして人を大切にしなければならないのか?
今から少しだけ、ある一人のヤンチャな男の子の話をします。
この話は実際にあった相談話しで、疑問解消のカギとなるのでしっかりと読んでおきましょう。
その男の子は、よく近所の女の子に意地悪をして泣かす。
そのたびに、親から「お宅の子供が」と怒鳴り込まれる。
通っている小学校でも、乱暴ないたずらを繰り返しては「家庭でのしつけに問題があるんじゃないですか」と担任の教師からいわれる。
こまった母親は、いい聞かせました。
「お友だちには、優しくしなくちゃいけない。人は大切に思わなくちゃいけないのよ」
すると「どうして?」と、子供は首を傾げました。
母親は、次の言葉を継げなくなったそうです。
「どうして鳥は空を飛べるの?」
「夜空に輝くお星さまは、昼にはどこにいっちゃうの?」
このように子供の無垢な質問に、答えに窮することはよくあることです。
これもまた、ある意味では無垢な 「子供の質問」だったらしい。
なぜ人を大切にしなければならないのか?
確かに、なかなかの難問ではあります。
だが、あまり難しく考えないことが大事です。
むずかしい問題ほど、答えはシンプルなもの。
素直に考えてみれば、「あなただって、人にいじめられたくないでしょ、人から大切にされたいでしょ」
答えは、ここらあたりに落ち着くのではないでしょうか。
意地悪をして、一緒に遊んでくれる友だちがいなくなれば、ひとりぽっちです。
寂しい思いをしたくなかったら、友だちを大切に。
お母さんをこまらせて、お母さんに見放されてしまったら悲しい。
悲しい思いをさせたくなかったら、お母さんのいいつけを守って。
結局は、「人を大切にする」ということは、「自分を大切にする」ということにつながっていくのです。
まあ、それはそれとしてこの「人を大切に」を、実際の人間関係の現場で具体的に実践してみることは、そうは簡単なことではないようです。
とくに大人と大人の人間関係においては、「人を大切に」というもっとも基本的なことが、ついおろそかになる。
目の前の目的に目を奪われて、もっとも大切なことがないがしろにされることも多い。
だからこそ、「人を大切に」する気持ちをいつでも持ち続けている人、そういうやわらかな心の持ち主に、人は魅きつけられていくのです。
最後に
私の長い人生を思い返してみても、やはり近くにいてくれる友達というのは宝物です。
人が近くにいてくれる環境が当たり前ではありません。
人が近くにいてくれる環境にずっといてる人というのは、自然と人を大事にできている人なのです。
そして、自分も大事にしている人ではないでしょうか。
また、一つだけ断言できることがあります。
人を大事にしていて、損をすることはありません。
例え自分がどんな状況に置かれたとしても、友人さえそばにいてくれれば、人は孤独にも苦痛にも感じないものなのです。
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