夫婦円満な家庭に秘訣を聞いてみると、いつまでも愛することとか、喧嘩後にすぐに謝ることなど、家庭によっていろんな秘訣があるかと思います。
しかし、夫婦円満な家庭の多くに共通する”ある一つの共通点”が存在するのですが、あなたはご存知でしょうか?
その一つの共通点こそ、タイトルにもあげている”感謝の気持ち”です。
今回はそんな夫婦円満の秘訣と感謝の気持ちの関係性のついて、詳しくご紹介していこうと思います。
感謝の気持ちは、人と人とを結ぶ清涼剤
ほめ言葉をもらったときに、あなたはどんな返事を返すでしょうか。
日本人の場合、ちょっと謙遜して「私はそんなにすごくも、えらくもないですよ」という態度をとるケースが少なくありません。
心の中では十分喜んでいるのに、とりあえず謙遜してみるのです。
一方、フランスなどのアングロサクソンと言われる文化では、ほめられれば素直に「ありがとう」と返します。
そして、この「ありがとう」には、ほめ言葉と同様に、心の治療効果が期待できるようです。
「ありがとう」には、ほめ言葉と同様に不思議な力があり、言われると一瞬にして顔が緩み、肩の力がふっと抜けていく思いがします。
「ありがとう」と感謝の気持ちを表現されると、こちらも「ありがとう」という心境になるもので、自分と相手との距離がぐっと縮まった気がするものです。
このことからも、人に感謝すること、感謝されることの効用がよくわかるでしょう。
ありがとうが多い家庭と円満の秘密
「ありがとう」の多い家庭ほど、笑いが多くなり、夫婦関係も親子関係も円満になる可能性が高くなります。
もちろん最初に大人が子どもにお手本を示さなければ、「ありがとう」の多い家庭は生まれません。
妻が夫に、夫が妻に、日常のささいなことに感謝し、「ありがとう」を言えば、子どもも自然と「ありがとう」の意味を学習し、同じように感謝の気持ちを言葉であらわすようになっていくでしょう。
夫婦間に感謝の気持ちがなければ、笑いのない、形ばかりの冷えた家庭がつくられ、子どもにもそれが連鎖していきます。
ささいなことに感謝し、それを言葉であらわす。
これは家庭に笑いを呼び込むための、そしてよりよい人間関係を築くための基本なのです。
問題は日本人の気質
とはいえ、日本人はほめ言葉と同様に感謝の気持ちを述べるのがあまり得意ではありません。
十分感謝しているのに、いざ言葉で言いあらわすとなると照れてしまい、心の中だけで言う「ありがとう」になってしまいがちです。
しかし、以心伝心で感謝の気持ちが伝わるとはかぎりません。
若い方は欧米人のようにストレートに愛情表現をしますが、同じように感謝の気持ちも表現してみるといいでしょう。
人間関係がラクに、そして円滑になることと思います。
ときには大声で「ありがとう」と大切な人に言ってみる。
そしてまた、ほめられたら素直に「ありがとう」と返してみましょう。
人に対して純粋に感謝の気持ちが表現できるあなたは、きっと一緒にいて「笑顔になれる人」と思われているに違いありません。
感謝の気持ちを伝えるコツ
このように、一緒にいて「笑顔になれる人」になることは、決して難しいことではありません。
コツはちょっとした一言、行動に気づくだけでいいのです。
一度そのペースをつかんだら、もう大丈夫。
毎日のちょっとしたことにも全て、あなたのやさしい気持ちが込められていきます。
そして、あなたのまわりには「自分のペース」で歩いていける仲間が自然と集まっていることでしょう。
もちろんスキンシップも大事
これまで家庭円満の秘訣と感謝の気持ちの関係性についてご紹介してきましたが、家庭円満の基礎でもある”スキンシップ”はもちろん大事です。
基礎ができてこその家庭円満ですから。
実は家庭円満の秘訣には”礼儀的関係性”の影響力も大きく、これができていない家庭は、自然と無口な家庭になるという傾向にあります。
そんな”夫婦の礼儀的関係性”については、次のページで詳しくご紹介することにしましょう。
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