小さなことでくよくよしてしまう人というのは、なんでも完璧を求めすぎている人が多いようです。
なぜなら、人間は未知の世界や新しいことに挑戦するときには、必ず失敗が伴います。
この失敗するということに対して、「あの時こうしておけば…」「損したな…」などと思ってしまいがちですが、人生を自分の思った通りに完璧に生きていくことはできないのです。
さて、そんなくよくよしてしまいがちな人が、くよくよしなくなる方法というのは存在するのでしょうか?
くよくよする人の共通点
くよくよしがちな人を見ていると、実によく失敗例を知っています。
悪いほうへ、悪いほうへと想像する能力が高いので、その信念にしたがって失敗例ばかり収集してしまったのか?
それとも、失敗例ばかり見ているので、悪いほうへ、悪いほうへと考える想像力が発達してしまったのか?
どちらにしても、とにかく失敗例をよく知っています。
「こうすればいいんじゃないか」「それはこういうデメリットがあって、〇〇がこうしたときにこう失敗したんだよ」「それじゃあ、こうしたらどうだ?」「それは、こうこうこういう理由で失敗した前例があるんだ」という具合にです。
失敗例をよく知っているというのも、大切なことですし、同じ失敗をくりかえすのは情けない。
しかし、成功例を知らないのでは、いくら失敗例をよく知っていても意味がありません。
そこで大事になるのは、成功例をまず知ることです。
なぜ成功例を知っているとくよくよしなくなるのか?次のタイトルで詳しくご紹介していくことにしましょう。
1.成功例がくよくよしない入り口になる理由
「これはダメだ」ということばかり分かっても、「これならいける」という案がたてられない。
そこで、失敗例をたくさん知っている人には、同じ数くらいの成功例を集めることをお勧めします。
世の中には、成功した人もたくさんいます。
あなたが失敗例の分析にそそいだ熱意をもってして、成功例の分析に取り組んでみよう。
賢いあなたのことだから、きっと成功の法則が見えてくるだろう。
失敗の法則と、成功の法則と、両方見えてくれば鬼に金棒です。
そしてもう一つ言っておこう。
失敗例も成功例も、過去のことです。
今回も同じになるとは限らない。
そのやりかたで九十九回失敗したからといって、その次も失敗するかどうかは分からない。
そこが世の中のおもしろいところです。
人間の心も、環境も変わる。
今までダメだったことが、急にヒットすることもあるのです。
例を集めて分析するのはいいですが、あまりそれにこだわりすぎないことも大事です。
ときには思いきって、カンとひらめきで行動することも大切です。
”実例の収集とひらめき”これがそろったときが、ものごとが本当にうまく運ぶケースなのです。
2.失敗ととらえるか経験ととらえるか
会社を経営している社長さんや、芸能界で常に人気者でい続ける人というのは、必ず共通する1つのことがあります。
それは”失敗ととらえるのか、経験ととらえるのか”の違いです。
必ず成功者と呼ばれる人は、たくさんの失敗を経験してきており、その経験の蓄積が結果として現れます。
また、その成功をひと時のものにしないのも経験が生かされているのです。
この前向きなとらえ方を参考にしてみましょう。
くよくよしがちな人というのは、他人が得をしたと思えばなんでも失敗、自分の思い通りに事が進まないと失敗なのです。
しかしそうではありません。
それは経験なのです。
失敗ととらえるからくよくよするのであり、それを経験ととらえることができれば、あなたはもうくよくよすることもありません。
3.過ぎた時間は戻らない
過ぎた時間というのは、たとえ権力者であろうがお金持ちであろうが戻ってきません。
タイムマシンが未完成なこの世の中においては、過ぎた時間を戻すことはできないのです。
ですから、そもそもくよくよすること自体が損していると思いませんか?
同じ失敗をしていても、その失敗を経験ととらえて楽しく過ごしている人と、その失敗を失敗ととらえてくよくよしている人では、同じ時間の過ごし方にしても損しているのです。
また、くよくよしすぎは身体的な影響を及ぼすことも多々あります。
ネガティブ思考が原因で、精神的な病になってしまった場合、一番損するのはあなた自身です。
そうなる前に、くよくよする原因を改善していくことが、実は一番のお得なのです。
4.今の自分を受け入れること
最後に、今の自分をしっかりと受け入れましょう。
どこか自分を受け入れきれていない人というのは、幻想の自分をイメージしがちです。
ですが、現実は厳しいもので、幻想の自分のようには他人には見えないのです。
また、今の自分を客観的に見ることができれば、くよくよしてしまう原因もはっきりと見えてくるはずです。
両親や仲良しの友達に自分の性格を聞いてみるのもいいでしょう。
他人が見る自分と自分が思う自分とでは、驚くほど評価が違っていることに気づくはずです。
また、「繊細すぎる性格のメリットデメリット」もセットで読んでみましょう。
繊細すぎる性格が原因で、くよくよを引き起こしてしまっているのかもしれませんよ。
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