日本はレディーファーストが出来ない国と言われていましたが、時代は変わりました。
今では多くの若者がレディーファーストを心得ようと必死になり、ネットで意味やマナーを調べる時代となりました。
あなたはどうでしょうか?
レディーファーストができる男性=モテる男性やイケてる男性と思っているのではないでしょうか。
今回はそんなレディーファーストについて、意味や起源の他にも、外国と日本の違いなどについても詳しくご紹介することにしましょう。
日本と欧米のレディーファーストの違い
欧米では男性が連れの女性のために、開けた扉を押さえていてあげたり、先に席を通すことなどは当たり前で、高級レストランでは同じ物を注文したときは必ず女性を先にサーブするのは習慣になっている。
一緒にいる男性がどんなに有名人だろうが、その店の大事な顧客だろうが、この習慣は変わりません。
日本でも、とくに若い人たちに「レディーファースト」のふるまいを見ることはあるが、まだ欧米のマナーを形式的にやっているだけのようにも思えます。
日本の実態としては、「女性から」ではなく、上座に座ったエライ人やお得意さんや常連客からもてなすのだから、そこには大きな違いがあるのです。
レディーファーストの意味を知ろう
このレディーファーストの精神とは、女性に対して「お先にどうぞ」という態度を示すことで、女性へのいたわりや思いやりを表している。
そこにはいつも、それだけの心遣いをするだけの余裕が私にはあるのだ!という自負心が感じられる。
私たちの社会には、「早いもの勝ち」「遅れたものはもらいが少ない」という風潮が少なからず存在します。
人を制するために先を急ぎ、人を出し抜くために死に物狂いで情報を集める。
確かに先手必勝、先んずれば人を制するのかもしれませんが、「われ先に」と目の色を変えて奔走する姿は、あまり美しいとはいえまい。
多少の損や遠回りを顧みず、人に「お先にどうぞ」といえる人は、その姿勢にゆとりが感じられて、かえって堂々として見えるのです。
人間としてのたくましさや潔さが感じられて、見ているほうも気持ちがよいのです。
「それくらいのことは自分がやります」というフットワークの軽さと、「お先にどうぞ」という姿勢は決して矛盾しない。
どちらも相手への思いやり、いたわりの気持ちが基本になっていて、「自分がやってもかまわない」「自分は後でもかまわない」というこだわりのなさ、心の広さが共通しているのです。
男は心の余裕が大事といいますが、まさにこのレディーファーストこそ、男の心の余裕を表す行動の1つなのです。
レディファーストの起源は今とは大きく異なる
由来には諸説あるんだけど、その中の一つが、女性を盾や毒見役に使ったという説。レディーファーストの習慣が生まれた中世ヨーロッパでは、毒殺や突然斬りつけるといった暗殺が横行していたんだ。それを防ぐために、女性を先に歩かせたり、食事を先に食べさせたりした、というのがレディーファーストの起源といわれているんだ。
参照元:レディーファーストの由来
女性陣の中には、日本人はレディーファーストができない男が多すぎるとぼやく人もいますが、そもそもなぜ日本の文化はレディーファーストが苦手なのかをご存知でしょうか。
日本の文化を思い出してみましょう。
日本といえば女性は男性の三歩後ろを歩く文化が今でも残っています。
これは女性を守るために男性が三歩先を歩き、一方でヨーロッパは男性が守られたいがために女性を先に歩かせていた、という説が今ネットで物議を醸しています。
もちろんこの説は立証されていないので、あくまで噂話ですが、もしもこれが立証されたとすれば間違いなく日本の男性は世界に誇れるのではないでしょうか。
レディーファーストは女性も実行すべき
レディーファーストというのは、何も男性のみがするべき行動ではありません。
女性でも男性でも、「今の自分は余裕を失っている」「最近、心がぎすぎすしている」そう感じている人は、まず「お先にどうぞ」といってみてはいかがでしょうか。
こうして態度に示すことで、自分自身に余裕が感じられ、譲った相手からの「ありがとう」「それは どうも」という反応に心洗われる気もします。
先を急がし、人との競争を促す時代だからこそ、ゆっくりと腰を据えて生きていく。
それが実は、心が楽になる軽快な生き方ということにもつながるのです。
心が楽になると精神病にかかるリスクもぐんと減りますし、何より息苦しいストレス社会をのびのびと楽しく生き抜くことができるはずです。
おまけに紳士的な態度に女性は心を奪われるでしょう。
心を奪われるということは、魅力的な男性ということで間違いないありません。
もちろん女性の紳士的な態度も、男性に好印象を与えるのは間違いないので、一度実行してみてはいかがでしょうか。
また、「多趣味な人ほどモテる理由」もセットで読んでみましょう。
多趣味な人がなぜ魅力的に見えるのか、今の若者の心境が分かることは間違いありません。
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