いつも自分が正しいかのようにふるまう意地っ張りな性格の人は、自らが支配者役になり、相手の自尊心を傷つけたり、侮辱したり、罰したりしていつも関係を壊します。
意図的にそうしている場合もありますが、たいていはもっと微妙で複雑な未解決の問題を抱えていて、自分のふるまいが及ぼす影響にまったく気づいて
いません。
いつも自分が正しいと考えるがゆえの意地っ張りな行動は、話をさえぎったり、小言を並べたてるといった一見たいしたことのない攻撃から、長年にわたる心理的虐待、さらには肉体的虐待までさまざまです。
こうした行動は友人や恋人との関係のバランスを崩し、必ずや愛情を消滅させることになります。
なぜなら「わたしは正しい」というメッセージを送る言動は、「あなたは間違っている」という無言の追伸にもなるからです。
今回は、そんな意地っ張りな性格を直す方法について、4ステップ式でご紹介していこうと思います。
まず始めにあなたがすべきこと
まずは意地っ張りな性格というのは、具体的などのような行動を起こしてしまうのか。
はっきりと具体的な行動例を知り、自分が他人に対してどのような行動をしてきたのかを知りましょう。
意地っ張りな性格の特徴的な行動面を知ることで、あなたは自分の性格のデメリットをしっかりと把握することができ、本当の自分自身と真剣に見つめ合うことができます。
まずは自分の意地っ張りな性格を、客観的な目線で見るということが、第一に性格を直す近道だということを知りましょう。
さて本題に入りますが、あなたはこう思うかもしれません。
「私の場合、ほとんど本当に正しい答えが分かっているんだもの。ただ思いこんでるわけじゃないわ」と。
あなたは非常にもの知りで、多くの場合、最善の決定を下すことができるのかもしれません。
しかし、ここでわたしが言っているのは、人生経験から彼が自分にどう接するべきかということまで、人生のあらゆる問題について唯一正しい答えを知っているのは自分だけだと、ほぼ無意識に思っていて譲らないような態度についてです。
もし次のようなことをしていたら、いつも自分が正しいと思うという間違いを犯しているのかもしれません。
意地っ張りな性格が犯す8つの間違い
1.相手を批判したり、面白を失わせたり、はずかしめたりする
2.相手を非難し、子供にするように指図する
3.忠告したり、指導したり、命令したりして見下した調子で話す
4.相手に敬意を払っていない、あるいは相手の言うことに興味がないとばかりに、話をさえぎったり、話題を変えたり、無視したりする
5.自分の間違いや問題をめったに認めず、自分の言ったことを、たいした問題ではないように見せようとする
6.さりげなく相手をけなす性差別的な発言をする
7.あなたの忠告に従わなかったり、あなたのやり方で何かしなかったらどうなるかを一言って、相手をおどす
8.相手が間違った場合、そのことを常に思い知らせる
意地っ張りな性格の人が犯してしまいがちな間違いの8つのうち、あなたが痛感した項目はいくつあったでしょうか。
逆を言えば、あなたが他人にこれだけ嫌な思いをさせてきている可能性がある、ということを知りましょう。
自分という本当の姿を知ることで、真剣に向き合うことができるようになるのです。
コミュニケーションにおける12のべからず
意地っ張りな性格を直すには、原因を追究し、改善していかなければなりません。
そのためには、下記のコミュニケーションにおける12のべからずを、常に頭に叩き込んでおく必要があります。
1.批判するべからず
2.忠告するべからず
3.尋問するべからず
4.孤立させるべからず
5.こごとを言うべからず
6.おびやかすべからず
7.責めるべからすず
8.肉体的脅威を与えるべからず
9.圧力をかけるべからず
10.困らせるべからず
11.非難するべからず
12.操るべからず
12個の項目全てを頭に叩き込むことが難しいという人も多いでしょうが、そういった人は、スマホの待ち受け画面にしてみるなり、朝起きると必ず目にしてみるなりの工夫が必要です。
習慣化してしまおう
先ほども言った通り、12個の項目すべてを覚えるのは難しいでしょう。
ですから習慣化してしまい、常に頭に入れておくことを意識づけてみてください。
とにかく一日一回は、12のべからずを視線に入れるということを心がけてみてください。
そんなことで意地っ張りな性格が直るわけが無いと思う人もいるでしょうが、毎日毎日の少しずつの意識の変化が大事です。
毎日視線に入れるということは、自然と意識するようになっていき、少しずつ意識の変化へと変わっていきます。
そしてその意識の変化は最終的に行動の変化に変わっていき、意地っ張りな性格を直すことに繋がるのです。
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