独りよがりの意味とは、【他人の意見を気にせずに、自分だけで良いと思い込んでいること】
または【自分が良いと考えていることを、他人のことを考慮せずに、押し通そうとすること。】という意味です。
ですから独りよがりな恋愛をしてしまう人は、自分の意見を意地でも変えようとはせずに、相手に愛想を尽かされてしまうことはよくあることです。
そしてあの時自分に素直になっていれば…と後悔してしまうのです。
独りよがりな自分を変えることによって、必ずあなたの人生は大きく変わるでしょう。
これまでの恋愛も人付き合いも、嘘のように大きく変わり、あなたの人生に新たな幸せを運んできてくれるはずです。
目次
自分が全ての答えを知っているわけではないと認める
いつも自分が正しいかのようにふるまっている、自分だけでよいと思い込んでいること、という独りよがりな恋愛に自分で気づいているとしたら、思っている以上に頻繁に、また長い間そういうふるまいをしてきた可能性があります。
そうした場合、そのパターンを崩すにはあなたの忍耐力とパートナーの協力が必要です。
まず第一に、自分がそういう独りよがりなふるまいをしていることを否定してはなりません。
自分の考え方に問題があると認め、それが二人の関係(友人・恋人・家族)にダメージを与えているという事実に向き合うことです。
独りよがりなふるまいが習慣になっている人は多いようですが、悪い習慣を断ち切るには、かわりによい習慣を身につけるのが一番です。
正反対の価値観を知る
私たちは必ず子供の頃は親の価値観を受け入れていましたが、大人になると仲間の価値観、ときに親の価値観とは正反対の価値観に強い影響を受けるようになってきます。
ところがやがて真剣な恋愛をするころには、いつのまにか一巡し再び親の価値観を見直しています。
これがしばし私たちを混乱させ、また恋人や友人との喧嘩の原因ともなるポイントなのです。
深い付き合いをする、同棲する、家庭をもつ、といった状況において、何が正しく何が間違っているかについての考えの大半は、育った家庭で見い出してきたことにもとづいています。
何が正しくて何が間違っているかという点で相手と衝突したとき、その原因は、お互いが「親から受け継いで」それまで疑問にも思わなかった考えや価値観を守ろうとしている場合が多いのです。
そして、どう対応していいのか分からないので、とりあえず自己防衛的な態度(独りよがりな態度)をとってしまうのです。
自分の考え方、恋人として、友達としてどうふるまうべきかということに関して、考え直してみなくてはなりません。
間違った接し方をしていたと認める
支配者役をやめましょう。
独りよがりなふるまいをしたり、相手を罰しようとするたびに、自分の間違いを認める習慣をつけましょう。
正直になり、自己防衛しないこと、自分の行動に責任をもち、素直に謝ることが大事です。
二度とそんなことはしないと誓ったり、過剰に自分を責めるのはよくありません。
そんなことをしても、また同じ間違いを犯しやすくなるだけです。
あなたの行動をとめる権限を相手に与えましょう。
あなたが気づかずに独りよがりなふるまいをしたとき、相手にしっかりと口で注意してもらうように、協力してもらうのです。
そうすることで自分が一日に何度も、まったく無意識に独りよがりなふるまいをしていると分かって驚くかもしれません。
自分の悪いふるまいを観察する
自分がいつも正しいかのように、独りよがりにふるまうのはやめましょう。
恩着せがましい意見や、求められてもいないアドバイスを口にしそうになったら、まずこう自問してみましょう。
【これはほんとうに重要なことだろうか?】と。
あなたのやり方でなく、相手のやり方で進めると何か不都合が生じるだろうか?ということを考えてみるのです。
それでも考えが変わらなかったら、ひと呼吸おいて言い方に注意し、自分が感じていること(考えではなく)を伝え、なぜそう感じるかという理由を明らかにします。
ある状況にたいしてどのように対応したいか考え、前もって心構えしておきましょう。
自分の間違いを相手に謝るとき、今度同じような状況になったらどうするつもりか言っておくのもいいでしょう。
例えば「この前は意見を聞かずに、独りよがりな態度を取ってごめん。次に意見を聞く耳を持たなかったら、大声で注意して。」などと言いましょう。
意見ではなく、気持ちを伝える
人の気持ちにはなかなか文句をつけにくいものです。
もしあなたが「今あなたが言ったことは私の気持ちをすごく傷つけたのよ」と一言えば、「それは間違ってるわ」とか「そんなこと言うべきじゃな」などと言うより、ずっと喧嘩になりにくいはずです。
つまり、ときには無防備になるのです。
自分の考えの代わりに気持ちを述べるだけでも、興奮しがちな口論を鎮められることにも繋がります。
なぜ、正しくあらねばならないと感じるのか、突き止める
自分自身に問いかけてみてください。
なぜこんなふるまいをしているのだろう?
何を怖がっているのだろう?
自分は賢いと自分で納得しようとしているのだろうか?
もう独りよがりをやめるべきではないだろうか?
ある意味で自分は人より劣っているのではないか、という根深い恐れを抱いていて、そのために正しいことをしなくてはと思っている人は実に多いのです。
あなたが独りよがりな態度を取ってしまうのは、子供の頃に関わった人、あるいは以前の恋人にいつも批判されていたり、出来が悪いと感じさせられたりしたのかもしれません。
その痛みと向き合い、受け入れるために必要なことをすれば、もっと無防備になって相手を自分の人生に引き入れることができるはずです。
両親や以前の恋人と話し合いをしたり、カウンセラーを受けたり、本気で生活を変えてみるのもいいでしょう。
違いを尊重し、妥協をはかる
問題を解決しようとする際、健全な関係にあるカップルは互いの価値観を尊重する姿勢を相手に示します。
これは必ずしも相手に同意するという意味ではなく、自分と相手の意見が一致することもあれば一致しないこともあると、わきまえているということです。
また、その問題が恋人にとってどのくらい大切なのか、なぜ恋人がそう感じるのかが分かっているということです。
そうした点が分かっていれば、よく独りよがりな人がとってしまう態度の1つである、自分の気持ちを無理に押し通し、相手の気持ちを無理に変えさせる必要もなくなります。
独りよがりを治せば、あなたは成長する
独りよがりを治すことができれば、あなたの人としての魅力が大きく加わり、また人としても大きく成長することができるでしょう。
相手のことを認めることもできるようになりますし、自分だけが良いではこの世の中は成り立たない、という大事なことにも気づくことができるはずです。
独りよがりを治せば、恋愛も、人間関係も、家族関係にも、全てに新たな幸せが舞い込むはずです。
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