自分が相手を思っている以上に相手から思いを寄せられ、相手を傷つけるのを恐れて、なかなか別れられなかったという経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
または自分では愛だと思い込んでいても、愛ではなくて同情だったり、人によっては哀れみだったという人もいます。
実際の恋愛に、こういうケースは後を絶ちませんし、このような情や哀れみが理由で別れられないという人がほとんどです。
もし自分のことよりも、相手が別れた後のことを心配して今の関係をを続けているなら、あなたは罪悪感の呪縛にかかっている可能性があります。
今回の記事では、そんな別れたいけど別れられないあなたが知るべき、別れを決心できない心理由と断ち切り方についてご紹介しようと思います。
目次
なぜ自分を殺してまで、相手に尽くしてしまうのか?
まずは次の記述を読んで、過去や現在の自分にどれだけ当てはまるかをチェックしてみましょう。
記事の冒頭で少しお話をしましたが、こちらをチェックすることによって、罪悪感の呪縛にかかっている可能性がどれだけあるのかということが分かります。
・周りの人や特に大切に思っている人に対して、なかなかノーと言えない。
・あなたの気持ちを大切にしてくれない環境で育った(親が批判的、暴力など)
・周りの人を幸せにする責任を感じながら育った(両親が何らかの問題を抱え、助けが必要だった。片親のため、親があなたの愛情にすがっていたなど)
・自分の欲しいものが分からない。
・愛している人に対して、自分の望みを伝えにくい
・誰かに「自己中心的」と言われると、とても傷つく
・人の気持ちを傷つけるのが恐いので、相手を攻撃することのないように気を使う
・好きな人が困っていると聞くと、なんとか助けてやらなければと思う。
・親しい人より幸せになったり、裕福になったり、成功したりすると、なんだか申し訳ない気がする。
これらに四つ以上当てはまる場合、あなたは罪悪感に左右される傾向があります。
過去に罪悪感の罠にはまったことがある人、あるいは現在、罪悪感から相手と別れられずにいる人は、次のことをよく考えてほしい。
愛ではなく罪悪感と付き合えば、相手だけでなく自分自身も傷つけることになると。
罪悪感での付き合いなど続くはずがありませんし、何より自分自身に嘘をつき続けることは、あなたの性格や身体的健康に大きな被害をもたらす可能性も考えられるのです。
自分に嘘を突き通した人の末路とは?
自分に嘘を突き通した人というのは、以下のような症状に苦しみやすいということが分かっています。
1.恋人に嘘を突き通した結果、真実を言わないようにと心がけることが苦しくなってくる。
2.嘘をつくことに対しての罪悪感がなくなり、虚言癖がついてしまう。
3.嘘がばれるとあなたの信頼が一気に落ち、嘘つき呼ばわりされてしまう。
4.相手に裏切られたという感情を抱かせ、人間不信にさせてしまう。
5.自分自身でもトラウマとなってしまい、人間不信となってしまう
上記のような症状に苦しみやすいということが分かっており、別れたいけど別れられないという人は、特に上記のような症状に陥ってしまい、人生が大きく変わってしまう可能性があるという、危険と隣り合わせだということを知らなければいけません。
別れるための気持ちの断ち切り方
別れたいけど別れられない人というのは、情や哀れみが理由で別れられない人がほとんどだということをお伝えしましたが、このような情や哀れみといった気持ちを断ち切らなければ、別れることはできません。
その為にはまず、「自分の為でもある」という事実を認め、「相手の為でもある」という事実を認める必要があります。
しっかりと事実を認め、自分が思い込んでいる感情や未来の相手の表情などは気にしないことです。
未来のことなど誰にも分かりませんし、これがきっかけで相手も悔しい気持ちをバネに、大出世をするなんていうケースもよく見かけますので、別れるという決断をすることが決して悪いことではないのです。
この事実を認めることができれば、あなたの別れたいけど別れられないという気持ちは、少しずつ軽くなっていくでしょう。
そっけない態度をとっておくこと
そっけない態度をとることがなぜ重要なのかといえば、人は急な環境の変化には非常に弱く、すぐに環境の変化に体が対応しないからです。
更にそっけない態度をとることによって、自分がこれから別れを告げるんだという決断にも繋がり、非常に効果的です。
まずはそっけない態度をとるということを徹底し、相手に少し警告を与えておくといいでしょう。
そうすることで、あなたが別れたいけど別れられない理由である、情や哀れみを和らげることにも繋がります。
さらにそっけない態度をとることで、「自分は警告のサインを出していた」という開き直る理由にもなるので、非常に便利です。
事実を認めた次にあなたがすべきことは、このそっけない態度をとるということです。
別れを告げる日を決めておき、周りに伝えておく
最後に、別れを告げる日をあらかじめ決めておきましょう。
そして100%別れを告げる為に、あなた自身が逃げることができない環境を作っておくことが大事です。
その環境こそ、周りに伝えておくということです。
もちろん、あなたが信頼できる人でなければ人づてに伝わってしまう可能性があるので、信頼できる人に話しておくことが重要です。
そして一人で伝える勇気がないのであれば、信頼できる人に一緒にその場にいてもらいましょう。
そうすることで、もうあなたは逃げることができません。
こうして逃げることができない環境を作ることによって、別れたいけど別れられない関係を断ち切ることが可能になります。
心の準備も忘れずに
いかがだったでしょうか。
成功の秘訣は準備が9割という言葉がありますが、これと同じく、別れたいけど別れられない関係を断ち切ることも、準備が大事です。
しっかりとステップ1~3までの準備を終わらせ、関係に決着をつけましょう。
そして最後に、しっかりと心の準備もしておくように。
どんなことを言われても、決して復縁しないという心の準備が必要となります。
また、「お人好しで利用される人をやめる方法6つ」もセットで読んでみましょう。
別れたいけど別れられないあなたは、お人好しの可能性が非常に高いです。
そんなお人好しで利用される人をやめることができれば、新たな幸せがあなたに舞い込むでしょう。
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