大きな失敗をやらかしてしまったあなたは罪悪感を覚え、「もう二度とこんなことはいたしません」と約束をした。
これで片がつけば万々歳ですが、知っての通り、「すみません」だけでは、とてもすまないことも世の中にはたくさんあります。
そこで今回の記事では、心理学を利用した「速やかに」許してもらう方法をお伝えしていきます。
この1ページを読むことにより、より的確に怒らせた彼女への謝り方や対処法を知ることができるはずです。
目次
不可抗力による過ちであると説明する
心理学者であるワイナーらの研究によると、謝るときの弁解のしかたというのは、「不可抗力な状況(人間の力ではどうにもさからうこと)」のせいにしたほうが、「コントロール可能な原因」のみを説明するよりも、ずっと好意的に受け止めてもらえるという。
たとえば、「責任感に欠けていた」「すっかり忘れていた」と言っただけでは、彼女の反感をさらに買ってしまうだけです。
しかし、高速道路で乗用車六台の玉突き事故があったとか、パンクが原因なら、許してもらえる確率がぐんと高くなるというものです。
このように外的要因のせいにしておけば、彼女もムカついたり、ないがしろにされたと感じないで済む確率が非常に高まるのです。
ですから、不可抗力による過ちであるなら、その旨をきちんと伝えておきましょう。
また、不可抗力のせいにできない場合は、外的要因をしっかりと彼女に伝えておきましょう。
★彼女を怒らした時の謝り方の例(外的要因編)
あの時は酷いことを言ってしまったけど、それは寝不足などが続いていて、イライラしがちだったからなんだ。
母親と言い合いになっていて、〇〇(彼女)に当たってしまった。など。
そして、もう一つ。
こうした事態を見越して備えてはいたが、それが思うようにいかなかったことも話しておかなければなりません。
たとえば、交通渋滞が原因で約束に遅れたなら、彼女はこう思うかもしれない。
「あの人ったら、これが私にとってどれだけ重要なことかがわかっているくせに、どうしてもっと早めに家を出なかったのかしら」
そこで、彼女にいろいろ考えさせないようにする必要があります。
状況説明をする際は、この場合は、交通渋滞が起こる可能性を予測して、それなりに手は打っていたが、「それ以上に渋滞がひどくて」どうにもならなかったことを伝えておくといいでしょう。
★彼女を怒らした時の謝り方の例
寝不足がこれほど自分の性格を変えてしまうことを、自分でも恐ろしく感じている。
母親と言い合いになった時の自分は、これほど酷いとは、自分自身でも知らなかったんだ。など。
理屈抜きで本気で謝れ!
次に、自分の行動について全責任を負うことが重要である。
不可抗力の事態があったにせよ、自分が悪かった事実を他に責任転嫁したり、言い訳したりしてはいけません。
そんなことをしたら、状況を悪化させるだけです。
とにかく自分が悪かったことを認めることが大事であり、そして先ほどのように理由を述べた後は、とにかく本気で謝りましょう。
前もって彼女を怒らせてしまった原因を話しておくことの次には、とにかく自分が悪かったことを認めて、本気で謝るという対処法を選択することが大事となります。
反省の色を見せ、ペナルティーを申し出る
次に、自分のしたことに対する報いをすべて受ける覚悟があることを彼女に伝えましょう。
これは、この段階では非常に重要なこととなります。
あなたが自分の運命を彼女に預けない限り、彼女の心を動かすことは難しいといえます。
この時点ではともかく、あなたの運命(少なくとも彼女との関係)は彼女の手中にあることを忘れてはいけません。
彼女にあなたの運命を自由に決める権限を与え、その権限が彼女にあることを認めることは、きわめて大事なことである。
人というのは怒らせてしまった時には、人としての権利を行使したい、自分に対してそれなりの敬意を払ってほしい、という心理が非常に強く働きます。
だからこそ、あなたの奪ったものを彼女に返せば、許してもらえる確率もグッと上がるのです。
とにかく、一切得することはなかったと断言する
最後になりましたが、これも重要なことです。
今回のことで、本当に自分が大切にしていないと分かった、傷つけていたことが分かったなど、ともかく自分に得になるようなことは一切なかったことを彼女に伝えましょう。
人は誰も時を遡れない以上、あなたのしたことが「過失」だけだったことだけでなく、メリットを得たわけではないことも話しておかなくてはいけません。
プライベートでもビジネスでも、許してもらうための鍵は、人間関係を修復することにあるのです。
仮に何らかの形でメリットを得たのなら、修復するためにはさらに多くの「お返し」をしなくてはいけなくなる。
だからこそ、利益(外発的報酬)や満足感(内発的報酬)を得たことは、決して認めてはいけません。
たとえば、「盗んだ金を使うようなまねは絶対してない」、「あれ以来みじめなもんさ。罪悪感にさいなまれているんだ」など。
こうした作戦を試してみれば、怒らせてしまった彼女も、やがては許してくれるようになるでしょう。
あとは、唯一ごまかしが利かないもの、すなわち「時間」が経つのを待つだけです。
時が過ぎれば、すべてそれなりに丸くおさまる。
そして、いつもの生活にまた戻れる日が訪れるでしょう。
一連の流れまとめ
1.外的要因、不可抗力での原因を最初に話しておく
2.全責任を負い、理屈抜きで本気で謝る
3.反省の色を見せ、ペナルティーを彼女に決めてもらう
4.彼女を怒らせて、自分に得は一つも無かったことを伝える
5.時が経つのを待つ
イメージトレーニングが大事です
いかがだったでしょうか。
彼女を怒らせた時の謝り方や対処法の5選は、それほど難しいことは言っていませんが、実際にその場に立つと緊張や不安から、上手く一連の流れへと持っていけない可能性も考えられます。
そこで、彼女に謝っている時のイメージトレーニングを、何度かしておくといいでしょう。
彼女を本気で怒らせたのであれば、なおさら失敗は許されない一発勝負となるので、謝るまでの一連のイメージをしっかりと頭に描き、そして彼女に謝るといった流れができれば、なおさら良しといえます。
また、「彼に愛されてると実感し、安心感を与える行動10選」もセットで読んでみましょう。
仲直り後は、上記のような対処法をとることにより、さらに彼女との関係が円満になる可能性が高まるといえます。
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