交際期間が長くなればなるほど、彼氏にムカつく出来事の1つや2つは経験するものであり、全てが分かち合えるカップルなど存在しません。
彼氏にムカつくという感情を抱いたあなたは、今殴りたいや怒鳴ってやりたい、仕返ししてやりたいと思うかもしれませんが、それでは二人にとって最善の解決方法とは言えません。
今回の記事では、そんな彼氏にムカついたあなたに贈る、王道の解決方法4選についてお伝えしていきます。
原因を無くさなければいけません
彼氏にムカついたあなたが最初にすべきことは、彼氏にムカついた原因を追究し、そして彼氏に今後そういったことをしないようにと、二人で話し合うことをしなければなりません。
ここで強く言っておきたいのは、言い合いをするのではなく、話し合いをするという点です。
本音できちんとした話し合いができていなければ、再びあなたに大きなストレスやショックが襲い掛かり、あなた自身を不幸にしてしまうだけです。
既に話し合いをしたという人の場合でも、誤った話し合いをしてしまった場合は、もう一度話し合いをする必要があります。
ムカついた時の王道な解決方法というのは、話し合いをすることだということを頭に入れておいてください。
「私は…」という言い方をする
「相手を非難する」ことが、言い争いがはじまるときのもっとも多いきっかけです。
なぜそうなるのかというと、自分にネガティブな感情が起きたとき、それを自分の責任で解決するのでなく、相手を非難することで処理しようとするからです。
けれども、あなたがムカついたり苦痛を感じた本当の原因は、そのときの状況や彼氏の言葉そのものにあるのではなく、あなたがそれらに意味をもたせてしまうことにあるのです。
たとえば、彼が予定を忘れていたせいで、あなたが何かに遅刻したとします。
そのときあなたが頭にきたとすると、それは彼が予定を忘れたという事実そのもののためではなく、あなた自身の事情のためなのです。
なぜなら、もしあなたがそういうことをあまり気にしない人だったり、忍耐強い人だったり、その遅刻がたいして重要な結果をもた らさない場合だったら、あなたはそれほど腹はたたないに違いないからです。
自分の内面にある「感情の原因」に気づくようにしてください。
そして、その責任は自分がとらなければならないということを受け入れ、他人のせいにするのはやめましょう。
なぜ私はがいいのか?
すぐ人を責める癖のある人は、「あなたは〇〇だ」ではなく「私は〇〇」という言い方を学ぶことによって、自分の感情の原因を相手のせいにしないようにするための練習ができます。
この「私は〇〇」という言い方は、三つの部分から成り立っています。
一つ目は起きていることの「描写」、二つ目は自分がどう感じているかという「気持ち(感情)」、三つ目はなぜ自分はそう感じるかという「理由」です。
例えば、「あなたが遅れた(事実の描写)から、私は腹がたっている (自分の感情)、なぜなら、遅刻すると私の信用に傷がつくから (感情の理由)」という具合です。
「あなたは〇〇だ」という言い方を避けなさい、という理由はここにあります。
そのように言われれば、誰でも自分が責められていると感じて自己防衛をしてしまうでしょう。
そうなるとコミュニケーションは、ますますぎくしゃくしてしまいます。
もう少し例をあげてみましょう。
「あなたには頭にくる!」⇔「わたしは頭にきた!」「あなたはいつも遅い!」⇔「私は待たされるのは嫌なの」「あなたは無精で部屋が汚い!」⇔「私はあなたの後を、いつも掃除してまわりたくないの」ということで、ずいぶん印象が違って聞こえるのがおわかりでしょうか。
彼氏の話しは、注意深く聞き取ろう
話し合いをする際に、正確にはっきり話すよう心がけるのと同時に、彼氏の話を聞くときには注意を払って正確に聞きとる習慣をつけましょう。
例えば、彼氏が「はじめて会ったときの君の印象は子供っぽかった」と言ったとします。
それで侮辱されたと思ってムッとしたら、あなたは相手の言葉を正確に聞いているとは言えません。
この場合、彼は今のあなたを子供っぽいと言っているのではなく、最初に会ったときの印象が子供っぽく見えた、と言っているだけなのです。
このように、何かを言われたときに、そこからいきなり結論を導いて自己防衛するのは、もっとも避けるべきことです。
重要なことを話しあっているときには、彼氏の言った言葉をもう一度くり返して彼氏に言い、自分の理解が正しいかどうか確認するようにしましょう。
慣れないうちは、そんなことをするのは変な感じがするかもしれませんが、彼氏の言葉を再確認するのは、正確なコミュニケーションをするうえで大変役に立ちます。
また、聞き返したら何かたくらみがあるように思われるかもしれない、などと心配する必要はありません。
彼の方にしてみても、もう一度言ってもらえれば、自分が言わんとしたことが正確に伝わったかどうかがわかります。
要求ではなく、お願いする
最後に、何かを「頼む」ということは、相手の返事がどうであれ(例え断られても)それを受け入れるということです。
一方、「要求」というのは、それが与えられることをはじめから期待し、その期待を相手に押しつけています。
したがって、普通「要求」に従わないと「仕返し」をされることが多いものです。
「仕返し」はいろいろな形をとり、攻撃的な言葉、非難の態度、あるいは口をきかないなどさまざまです。
愛する人に対して、「要求」ではなく「お願い」できるようになったとき、私たちの人生はずっと過ごしやすくなるでしょう。
逃げてはいけません
いかがだったでしょうか。
ムカつく彼氏に対して、今後同じような思いや、同じような失敗をしてほしくないのであれば、逃げてはいけません。
真正面から立ち向かい、しっかりと自分の意志とムカついた理由を伝えましょう。
この時に、なぜムカついたのかという原因を伝え、お互いに納得いくような形で話し合いで終えることができればベストですが、彼が頑なに認めない場合は、お願い作戦に出るしかありません。
要求を述べるのではなく、お願いしてみることによって、彼の意思を変えることは可能なのです。
また、「彼氏との気持ちのすれ違いへの対処法3選」もセットで読んでみましょう。
本音を隠し続けると、もちろん気持ちのすれ違いが起こってしまうわけですが、少しでもすれ違っていると感じているのであれば、大事になる前に対処しておくべきです。
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