子供に対してムカついてしまうことは多々あり、多くの人が子育てにストレスを感じているでしょう。
一方で子供の成長を楽しんでいる人もいれば、子供をいらないと自分勝手な理由で捨ててしまう人もいるわけですが、子供を授かったからには必ず責任が応じます。
今回の記事では、そんな子供に対してムカついてしまった時や、叩いてしまう癖がある人に見てほしい、最も効果的な対処法について4選にまとめています。
素直に感情移入ができるよう心がける
両親というのは子供に対してがみがみ責めたてたり、うるさく同じことをくり返しがちですが、なぜこのような同じ失敗を繰り返してしまうのかといえば、自分の言っていることを子供がきちんと聞いていない、もしくはその一件が解決されないままになっている、という気持ちが働いているからです。
人が自分の感情を相手に伝えようとするのは、相手に対して「自分の身になってほしい」という強い欲求があるからなのです。
つまり、「今自分がどういう気持ちでいるのかをわかってほしい」「その正当性を認めてほしい」ということです。
そういうときには、必ずしも子供の言うことすべてに賛同し、理解してあげる必要はありませんが、少なくとも子供がどう感じているかという気持ちは分かってあげることが絶対に必要です。
「話を聞いてほしい」と子供が言っているからといって、必ずしもあなたに何かを要求しているとはかぎりません。
「今どう感じているのか分かってほしい」というだけのこともあり、そういうときはただ話を聞いてあげるだけで十分なのです。
また、子供がそういう気分になっているのは、あなたのせいであるような言い方をされたとしても、自分が責められているように思わないで、子供の言い分に耳を傾けてあげましょう。
子供が怒って泣き叫んでいるときには、ムカついたり叩くのではなく、大人は自分の気持ちより子供の気持ちを優先して話を聞いてあげるましょう。
さらに同じように子供にも、無条件の感情移入をしてあげることで、ムカついたり叩いてしまう対処となるはずです。
言葉の奥にある「お願い」という言葉を聞く
実際にはそのような言葉を使っていなくても、すべてのコミュニ ケーションにおいて人が伝えようとしているメッセージには、次の三つがあると考えてください。
それは、①なんらかの情報を伝えようとしている、②「お願い」と言っている、③「ありがとう」と言っている、の三つです。
このように考えれば、例え子供があなたに向かってわめいていたとしても、それはあなたに何かを求めているということ、つまり「私の言っていることに耳を傾けて」とか、「私が傷ついているのを分かってよ」というメッセージであり、つまり「お願い」と言っているのだと解釈することができます。
何かを言われたときには、自己防衛をしてやり返したり、ムカついたので叩いたりするのではなく、むしろ子供を喜ばせるようにしてみてください。
言葉になっていない「お願い」という言葉を聞きとるのです。
そのためには、子供がうまく表現できないでいるもの、本当に求めているものはなんなのか、とよく考えてみるのです。
言葉の奥に隠れている子供のニーズを理解してあげることと、あなたの方が正しいと何度も証明することと、いったいどちらが重要なのかを考え直してみるといいでしょう。
リスクを恐れず、気持ちはその場で伝える
映画やテレビドラマを見ていると、人間関係がこじれるほとんどすべての筋書きは、コミュニケーションの行き違いから起こるよう設定されていることに気がつきます。
よくあるパターンは、登場人物の一人が誰かのことを誤解し、それが発端となって問題が起きるというものです。
現実の世界は映画やドラマよりもう少し複雑だとしても、基本的には同じことです。
ですから、分かったつもりにならないで、もっとバカ正直になって自分の気持ちをストレートに表現し、誤解を生じないように努力したほうがずっといい結果が出ます。
拒否されるリスクを恐れず、自分の推測が正しいかどうかをパートナーに相談してみるといいでしょう。
何度もいいますが、自分の気持ちを押さえたままにせず、率宣に子供に伝えた方がいいのです。
最も、これには例外がひとつあります
もしあなたの心の奥に抑圧された感情がある場合は、何かのできごとが引き金となって、それが表に出てくることがあります。
そのとき「引き金となったできごと」は、湧き上がってきた感情の本当の原因ではないのですが、そう感じてしまうことが多いのです。
というのは、「抑圧されていた感情」は非常に強力なので、そのときに引き起こされた感情よりも強く感じとってしまうからです。
そういうときは湧き上がった感情をすぐ子供にぶつけるのではなく、一息おいて、自分の内面にどのような原因があって、「抑えつけてきた感情」が表に出てきたのか見分ける必要があります。
例えば、子供が黙ってどこかに出かけてしまったとします。
あなたは頭にきて、帰ってきた子供に激しく怒ってしまうかもしれません。
その場合、あなたがそれほど頭にきた本当の理由は、子供が出かけてしまったことにあるのではなく、急に一人にされたことで、子供の頃、親に相手にしてもらえずいつもひとりぼっちだった、みじめな感覚を思いだしたせいだったのかもしれないのです。
何度言っても言うことを聞かないので、頭にきてしまった場合は、もっと別の方法で子供を叱る必要があり、約束を破ればおやつを抜きにするやお小遣いを減らすなど、何らかのペナルティーを科して、約束は守らなければいけないものだということを教えていくのがいいでしょう。
叩くのが最も危険です
いかがだったでしょうか。
子供に対してムカついてしまうといった感情を抱いてしまうことは、ある程度は仕方がないことですが、叩いて教育をするというのはやはりデメリットの部分が多く見られます。
子供に対して手をあげてしまうことによって、それが徐々にエスカレートしていき、虐待などにも繋がってしまうこともありますから、子供を叩いてしまったのであれば、いち早くたたき癖を直す必要がりますし、もしも再び、子供に対してムカつくという感情を抱いてしまった時には、しっかりと自分の時間でストレス解消を定期的に行うことをおすすめします。
また、「子供を愛せない母親父親の共通点」もセットで読んでみましょう。
あなたがもしも、可愛くないなどの感情を一度でも抱いたことがあるのでしたら、是非見てほしい1ページとなっています。
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