なぜ、甘えられないのか
まず、「甘えたいのに、甘えられない」という状況を考えてみよう。
相手に甘えることが、なぜできないのだろうか。
原因は大きく分けて二つあるだろう。
一つは、相手がそれを許さない(難しくしている)という状況。
一方の甘える態度や言動に接したときに、それに対応できないものが相手にある、という場合だ。
たとえば、相手が精神的に未成熟であったり、安定していないといったような人であれば、パートナーの甘える態度に対応できないだろう。
パートナーに甘えられたりすると、うるさがったり、避けたりする。
あるいは、「甘ったれるな」と、反発したりする。
甘えるパートナーのニーズや心の内を理解したり、受け入れる余裕がないのだ。
もう一つは、相手に甘えることを自分自身が許さない。
甘えるのはよくないという心理的規制を加えるという状況。
相手に甘えるよりも、相手を甘えさせることに満足する。
むしろ満いわば母性愛的な欲求の方が強いという心の状態にある。
また、甘えたいという思いが台頭しはじめると、心の中のもう一人の自分の叱責が聞こえてくる。
「早く大人になれ」「いつまでも子どもみたいなことをするな」
きっとそういう言葉を親からたくさんかけられて、育ってきたのだろう。
甘えられない人はどうすれば?
素直に甘えられない人は、どうすればいいのでしょうか?
素直に甘えれないのであれば、以下の3つの方法がおすすめです。
・お酒の力を借りて、お酒の力で思い切って甘える
・自分のプライドを捨てて、素の自分でいく覚悟を決める
・甘えられないのであれば、相手に理解してもらうようにする。
まず、「お酒の力を借りて、お酒の力で思い切って甘える」ですが、お酒の力はとても心強いです。
お酒の力さえあれば、簡単に甘えることは出来るでしょう。
理由は簡単で、次の日に覚えていないの一言で、事が収まるからです。
次に、「自分のプライドを捨てて、素の自分でいく覚悟を決める」ですが、これはとても難しいことでしょう。
プライドというのは、恋愛においては邪魔でしかありません。
プライドが高い女性は、特に男性から好かれにくい傾向があります。
プライドというのは、結婚後にも影響があり…
結婚後にプライドを保つほどの余裕がなくなると、プライドが低くなります。
そして、君は結婚して変わったね。
なんて言われる原因にもなるでしょう。
最後に、「甘えられないのであれば、相手に理解してもらうようにする。」です。
これが一番ベストな選択肢でしょう。
相手に理解してもらうとは、あなたの仕草や表情の変化で「あっ、彼女なりに今甘えているんだな」
そう思ってもらうことです。
これは、お互いが長い付き合いをすればするほど、分かってきます。
今すぐに理解してもらいたいのであれば、「自分なりのメッセージ」を相手に送り続けましょう。
例えば、こういう雰囲気や顔の時は甘えているんだよ!と。
それが伝わらない時は、「もぉ!」と少しすねてみるといいでしょう。
人は皆、五つの「自我」を持っている
ここで、人間の自我の構造を少し考えてみよう。
交流分析という心理療法の理論によると、人間の自我の構造には以下の様な事があります。
・親的自我
子どもを養育する親。略してNPと、子どもを叱責したりする、批判的親略してCPの二つの面を持っている
・成人的自我
(論理的に判断する理性的な自我)
・子ども的自我
(自由に振舞う子ども。略してFCと、権威に従順に従おうとすると服従的子ども。略してACの二つの面を持っている)
の三つがあるという。
人間の自我は皆、これらの三つの側面(親的、成人的、子ども的) を持っていて、時と状況に応じて、どういう状態から相手と交流するのがよいかを判断し、行動しているというのだ。
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