世の中には、ブランド好きな人もいれば興味がないという人もいるわけですが、前者と後者の違いというのは、どういった違いが見られるのでしょうか。
実はブランド好きな人の心理を除いてみると、ある一定の傾向が見られ、ここから性格面での共通点や傾向が見えてくるはずです。
そんなブランド好きな人の心理を解明していき、ついでに女と男との違いという分部も見ていきましょう。
目次
ブランド好きな人の心理
同一視
多くの人が思い浮かべる1つの心理が、「ブランド物を身に付けることによって、自分に自信をつけることができる」という心理ではないでしょうか。
これは正解であり、ブランド物を身に付けることによって、「自分の価値が上がったような錯覚」に陥ることがあります。
例えば50万円もするような高級腕時計をつけていると、社会的地位が高い人ではないだろうか?という疑問を浮かべることは当然であり、お金持ちであったり、親が資産家であるという可能性を疑いますよね。
ブランド物が本人に与えるプラス面での影響というのは、これだけにはとどまらずに、さらに「同一視」という心理が働くと考えることができるのです。
同一視とは、「本来の性質とは違うことを、同じように捉えること」を意味し、ブランド物を身に付けることによって、自分までブランド物と同じように価値が高まったと思い込むことができるというわけです。
つまり同一視をすることによって、自分自身の社会的価値を高めることができる他、劣等感をなくし、その劣等感から満足感を得ることができるということに繋がります。
ブランド物が好きな人ほど、実は強い劣等感を抱いている可能性も考えられるのです。
自己愛を満たすため
実は自己愛が強い人ほどブランド物が好きである傾向が見られると考えることができ、ブランド物というのは、「自分を特別な存在」にさせてくれる魔法の道具でもあるからです。
先ほどの例でも分かるように、50万円の高級腕時計をするということは、それだけ稼ぐ力がある人であったり、社会的地位が高い人であるなど、特別視される可能性を高めることができるのです。
自己愛が強い人ほど、「自分が特別であると思い込む」、「特別扱いされたい」といった感情が強くなっていくので、ブランド物を身に付けることによって、これらの欲求を満たすことができるというわけです。
さらにブランド物を身に付けることは、「他人に否定されにくい」ということにも繋がり、相手が否定してきたとことで、「あなたはどうせ買うお金も余裕もないんでしょ?」という考えをすることによって、自分を優位な位置に立たせ、優越感を得ることにも繋がるのです。
考えてもみてください。
ブランド物が好きな人ほど、高級な服や高級な靴を試着する際に、店員が「お似合いです~」、「さすが〇〇さんは綺麗ですね~」といった褒め言葉をたくさん使っていると思いませんか?
これはお店側の心理戦略であり、自己愛が強い人ほど、他人に褒められることで自己愛を満たすことができるので、気分良く買い物を済ませてしまうという戦略が、実はここには隠されているのです。
同調行動
同調行動とは、「無意識のうちに、人と同じ行動をとってしまう」ことを、同調行動と言います。
この代表的な例が、流行り物であり、流行り物を身に付けることによって、周りから取り残されていないという安心感を得ることができるのです。
類は友を呼ぶというのもこの心理が関係しており、グループの中で流行りのブランドを身に付けることによって、結果的に、ブランド好きな同じような人が集まっているように見え、類は友を呼ぶわけです。
故に、ブランド好きな人とよく買い物に出かける人ほど、同調行動の効果により、自らもブランド物を買いあさってしまうことも珍しくありません。
周りに流されるといいますが、実はこれも同調行動の効果なんですね。
ブランド好きの性格傾向
依存心が高い
こちらは同一行動から導き出した性格傾向となり、流行を追いかける人が当てはまりやすくなります。
流行を追いかける人の心理というのは、「自分が取り残されたくない」という不安な気持ちから来ているとお伝えしましたが、これは周りに依存していると考えることもできるのです。
取り残されるのが怖い=自分の判断に自信がない=他人に依存してしまう。
これが、他人依存してしまう人の心理メカニズムであります。
自分に自信がない人ほど流されやすく、自分を持っていないと言われるのも、こういった他人依存しやすい体質であることが関係しているのです。
ちなみに他人依存は、依存症であるので、そこから抜け出すことは難しいとされています。
わがままである
自己愛が強い人ほどわがままであることが多く、これは自分が特別だとか、自分を特別扱いしてほしいという本音から、わがままな態度が出やすくなってしまうというわけです。
SNSを参考にすると分かりやすいと思いますが、自己愛が強い人ほどSNSで見栄を張った投稿をし続けることで、周りから絶賛されたり、褒められるコメントを期待しています。
ブランド好きな人であれば、SNSに購入したブランド物を載せることによって、自分がいかに特別な人間であるかを周りにアピールし、そして賞賛のコメントを待っているというわけなんですね。
パパ(物を買ってくれる年上のおじさん)を求める女性がいますが、こういった女性は自己愛が強く、わがままを聞いてくれ、さらに特別扱いしてくれるパパを、心の底から求めているのかもしれません。
自己評価が低い
自己評価とは自分に対しての評価のことを言いますが、自己評価が低い人ほど、ブランド物を身に付けることによって、自分の評価を高めようとする心理が見られやすいです。
自己評価が低い人の特徴としては、否定的であったり、自分を褒めることができない、といった部分が見られやすく、尽くす恋愛が好きであるといった傾向も見られます。
尽くす恋愛が好きな人ほど、頑張り屋で自分を否定することが多いのも、このためであります。
結論を述べると、自己評価が低い=自分に自信がない=ブランド物で価値を高めようとする。
これが、自己評価が低い人がブランド物に頼る心理メカニズムとなります。
結局、男と女の違いって?
女性ホルモン
男性よりも女性の方がブランド物が好きな理由の1つに、女性ホルモンが関係していると考えることができます。
男性は理解できない人も多いかと思いますが、女性はきらきらとした宝石や、匂いに敏感であったりする人が多いと思いませんか?
その理由は「エストロゲン」という女性ホルモンが関係しており、このエストロゲンは女性の嗅覚を強くするほか、気持ちを穏やかにする効果が報告されています。
この「気持ちを穏やかにする」ことと、ブランドが深く関係しており、穏やかな心は匂いや光に敏感になるため、きらきらと光るブランド物に魅了されやすくなるというわけです。
故に、女性にプレゼントする物は、記念日であれば花であったり、大きな記念ともなれば、きらきらとした光り物がおすすめです。
コレクターは男女で違う
コレクターというのは比較的男性に多いと感じる方も多いかと思いますが、実は女性にもコレクターはたくさんいます。
男性の方がコレクターが多いと感じてしまう原因の1つは、男性は女性には理解不能な物をコレクトする傾向があるために、脳に残りやすいのだと考えられます。
男性がコレクトするものと言えば、アニメのフィギュアであったり、カードであったりと、日常生活では使うことができないものばかりです。
一方で女性がコレクトするものは、ブランド物のバックやお皿など、日常生活で使えるものであったり、さらには自分を着飾れるものであることが多いのです。
ですから、ブランド物コレクターというのは女性に多く、女性の方がブランドが好きである理由の1つとして考えることができるのです。
女性は特別扱いされたい
恋愛を例に挙げると非常に分かりやすいかと思いますが、女性というのは恋人や好きな人に特別扱いされることに対して、喜びをあらわにします。
もちろん、男性であっても好きな人に特別扱いされることは嬉しいことであり、特別扱いされたいという気持ちが強い人もいるでしょう。
しかしながら、女性というのは「男性が守るべきだ」という考えが昔から強く根付いていることから、女性の方が受け身であり、男性に特別扱いされるためには、ブランドで自分の価値を高めないといけないと思いこむことが多いからなのかもしれません。
さらに女性は男性よりもオシャレに気を遣い、自分磨きを怠らない人も多いので、自分磨きのご褒美や自分磨きの為の道具として、ブランド物を購入するという人も多くなるのかもしれません。
また、男性からのプレゼントがブランド物であるがために、ブランド物を多く所持していると思われるのかもしれませんね。
身なりは大事です
いかがだったでしょうか。
ブランド好きな人であっても、興味がない人であっても、結局のところ身なりというのは非常に大事であり、これはメラビアンの法則が証明しています。
ブランド物を身に付けることは、自分自身の価値を高める効果があるのは確かなので、自分磨きにもっと力を入れたいと思うのであれば、ブランド物を身に着けてみることで、自分の価値が高まる=自分の能力が上がったと感じることができる=自分磨きにも繋がると考えることも可能です。
一方で、ブランド物を過剰に身に付けてしまえば、逆にマイナスの印象を抱かれてしまう可能性も高まるので、バランスが大事となるでしょう。
また、「下ネタの心理学~女子でも平気な人がいる驚きの理由6選!」もセットで読んでみましょう。
女性でも下ネタが平気な人がいますが、なぜ彼女たちは下ネタに抵抗を持たないのか?その理由をご存知ですか?
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