何でもいいという言葉が一番困るということを、よく私も母親から言われましたが、ご飯や買い物を頼むときなどに、私たちはつい「何でもいい」という言葉を使ってしまいがちです。
この何でもいいという言葉は非常に便利であることは間違いありませんが、一方で女性に対して何でもいいという返事ばかりを返せば、実は女性を疲れさせてしまったり、喧嘩の原因となってしまうことが、現実の世界ではよく起こっているのです。
なぜ「何でもいい」が女性に絶対に禁句なのか、その理由について心理などを追及していくことにしましょう。
目次
何でもいいが絶対禁句な理由
女性は共感性が高い
女性は共感性が高い傾向が見られ、周囲や恋人などに共感してもらいたい欲求が強いため、基本的に何でもいいという言葉は嫌いであり、中には機嫌が悪くなってしまう人もいます。
最初にもお伝えしましたが、よく母親に対してご飯は何でもいいという言葉を使ってしまいがちな私たちですが、実はこの言葉が母親をより悩ませ、困らせていたのかもしれません。
ここについては後々詳しく触れておくとして、女性が共感性が高いからといって、なぜ何でもいいという言葉を避けるべきなのかといえば、女性は恋人や旦那に対して、「一緒に考えてほしい」「一緒に悩みを共感して欲しい」という共感を求めるが故に、何でもいいという共感とはかけ離れた言葉を嫌います。
好きな女性に対しては、聞き上手で共感することが大事だということをこのサイトでもお伝えしていますが、これと同じように、女性は一緒に悩んだり考えて欲しいという本音を持っており、女心がわかる男性というのは、こういった時に何でもいいという言葉を使わない男性であるのです。
これは当然女性であっても何でもいいが口癖の人がいますが、こういった人は、優柔不断であったり、相手に何でも任せるタイプの性格である人が多く、特に優柔不断な人は頼りないという評価を受けやすい特徴が見られます。
何でもいいという言葉は相手を困らせたり、無責任な言葉でもあるので、特に女性に対しては使わないように心がけておきたいものです。
怒りが怒りを呼ぶ
さらに女性は、男性に比べて長期的な記憶が良いということが分かっており、これは男性と女性の脳の違いの特徴の1つでもあります。
女性は男性に浮気をされると、一生忘れることができなかったり、嫌なことがあるたびに浮気のことを思い出してしまうと言われるのも、こういった長期的な記憶が優れていることが原因であるために、何でもいいという言葉に対して少しの怒りを覚えてしまえば、過去の似たような怒りをも呼び起こしてしまうのが女性脳であるのです。
つまり、何でもいいという言葉に対して冷たい印象を持ったのであれば、過去に冷たい態度をとられたことを思い出すかもしれませんし、無関心なことに対して傷ついたのであれば、過去に傷つけられたことを思い出してしまいかねないというわけです。
そうなると女性はどんどんと不機嫌になっていき、ブスッと怒ったような顔つきになってしまうことが多くなるわけですが、男性はこういった女心が理解できないために、喧嘩へと発展してしまうことも当然多くなるのです。
女性との円満な関係を望むのであれば、何でもいいという言葉を避けるべきである理由の2つ目が、これでお分かりになったはずです。
ストレスとなる
何でもいい=お前が決めろという意味でありますから、責任感を感じる立場である人は、ストレスを感じてしまいます。
さらに、日々何でもいいという答えばかりが返ってくると、「大事にされていない」とか「無責任な人である」「頼りない人だ」といったイメージを抱かれてしまうことにも繋がりかねませんので、そのような人との付き合いに嫌気がさしてしまうことも考えられます。
特に、何でもいいと答えたはずが、後で文句を言われたり、○○なら○○が良かったといった言葉に対して、強いストレスや怒りを感じることもありますので、あまりにも毎回毎回何でもいいという返答をすることは、相手に大きな負担となる可能性があるということを知っておきましょう。
✅ 女性は共感疲労に注意!
共感疲労とは、共感性が強い人ほど見られる疲労であり、例えば辛いエピソードを聞かされた結果、その共感が強すぎると疲労を感じてしまうことこそが、共感疲労です。
この共感疲労は、看護師やカウンセラーなどに見られやすく、被災地を目の当たりにした人などにも見られることがあり、当然共感性が強い女性の方が感じやすい疲労となります。
症状としては、話が冷静に聞けなくなったり、疑似体験でもトラウマとなってしまうこともあります。
特に女性は気をつけるべき疲労となりますので、セットで覚えておくといいでしょう。
なぜ男性ほど使う言葉なのか?
男性脳が関係している
女性は会話の時に脳の全体部分を使っているのに対して、男性は左脳だけを使って会話をするために、男女で会話の内容に大きな違いが見られます。
女性の場合は、全体の部分を使って会話をしているので、おしゃべりが得意である一方で、男性の場合はとにかく必要なことのみを言葉にし、そして理論的になりやすいのも、こういった脳の違いが原因であります。
さらに右脳だけで物事を考える男性は、何がいい?という質問に対して、きちんとした答えを出すまでに時間がかかってしまうのです。
きちんとした答えをすぐに出すことが苦手であるからこそ、とりあえずは何でもいいという言葉を使ってしまいがちであり、これが女性には理解できません。
女性の場合は、右脳と左脳を同時に使えるためにすぐに答えを出すことも可能なだけに、男性の何でもいいという返答が、適当とか、考えない、無責任だと感じてしまい、不満を持ってしまうことが多くなります。
ちょっと考える時間が欲しいという表現をせずに、何でもいいというその場しのぎの言葉を使うことによって、実はこれほど女性に与えるイメージというのは変わるものなんですね。
ちなみに男性はよく女性にアドバイスをしようとしますが、女性は共感を求めているために、アドバイスをすることはあまり効果的ではありません。
こんな言葉にも注意しよう!
女性に禁句な他の言葉
何でもいいという言葉以外にも、男性がよく使いがちなNGワードについても、以下にまとめておきましょう。
①似合わない
その服は似合わないや、今日の化粧は似合ってないなど、否定的な言葉を女性は嫌います。
これは男性でも同じですが、特に女性は外に出るときは長時間をかけて準備をし、自信のある自分の姿で外に出ることが非常に多いです。
こういった、化粧をしないと外に出れない女性というのは、公的自己意識が強く、他人から見る自分への意識というのを強く意識しているため、似合わないなどの言葉に対して、敏感になりやすいのです。
②太った
よく男性が冗談で口にする言葉でありますが、女性に対しては冗談であっても口にすることは控えましょう。
太ったというワードを直接口にするのではなく、最近俺太ってきてる?友達に太ったって言われたんだけど…といった間接的な言葉で、共感を呼ぶといいでしょう。
③○○も一人でできないの?
協調性や共感性が強い女性にとっては、○○も一人でできないや、なぜそれができないのか?といった言葉を嫌い、ダメ出しされることが嫌いです。
特に男性は女性の仕事に対しては厳しくなってしまう傾向があり、厳しい言葉を浴びせがちです。
今後の人間関係も考えるのであれば、「頑張ったね」とか「次は一緒に頑張ろう」といった言葉を使えるとベストです。
④前の彼女なら○○で…
今の彼女に対して、前の彼女の話や比べてしまうような発言はNGであり、女性は男性のそういった言葉を特に嫌います。
これは言葉だけではなく、前の彼女と一緒に過ごした部屋が嫌だったり、一緒に使った家具が嫌だという気持ちになってしまいやすいのも女性でありますので、本当は前の彼女と共有した物などであっても、そこは黙っておくといいでしょう。
⑤泣いても無駄
確かに打算的な女性であった場合、涙を武器に悲劇のヒロインを演じたり、許してもらおうとすることもあるでしょうが、本当に悲しい気持ちで涙を流す女性に対しては、共感してあげるような言葉をかけてあげることが重要です。
感情的な男性ほど、カッとなった感情を抑えきれずに、泣いている女性に厳しい言葉をかけてしまいがちですが、少し時間をおいて、言い方を改めて話し合いをするようにしましょう。
泣いても無駄とか、嘘泣きはいらない、悲劇のヒロインを演じるな、といった言葉を使うことは避けた方が、女性が必要以上に傷つくことを防ぐことができます。
気をつけましょう!
いかがだったでしょうか。
何でもいいが口癖となってしまっている場合は、無意識のうちに発言してしまうことも多いかと思いますが、今から意識的に改善していくことによって、女性と円満な関係を築くための秘訣となるかもしれません。
何気ない一言で傷ついたり、何気ない一言が原因で別れてしまうことも多い世の中ですが、相手の気持ちも考えて、失言などを減らすことができれば、より人間関係の構築に役立ったり、物腰の柔らかい人であるという印象を抱かれやすくなるでしょう。
そして何よりも、こういった細かな女心がわかる男性というのは、やはりモテる確率が高くなりますし、女性に好かれやすいタイプであるということは、間違いないのです。
あなたも今日から、何でもいいという口癖を直してみませんか?
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