あなたはなぜ「出会えない」のか?
「彼氏はほしいけど、 出会いの場がない」
「どうしてもいい男と出会えない」
恋愛に悩む女性の多くは、こんな声を漏らします。
そして、こうした女性に限って、いつも同じような男性と恋愛し、毎回同じような問題にぶつかり、同じような別れを繰り返していくものです。
「わたしの前に現れるのは、 いつもダメ男ばかり」
そう思っている方も少なくないでしょう。
これは、相手の男性が悪いのでしょうか?
もしくは、あなたが身をおいている「場」が悪いのでしょうか?
違います。
問題なのはあなたの「意識」です。
ちょっと面白い話をしましょう。
ここに、食事制限のダイエットに挑戦するひとりの女性がいます。
甘いものや油ものを我慢して、サラダやフルーツ、またヨーグルトなど低カロリーな食事ばかりで過ごす日々。
そんな状態が続くと、不思議な現象が起きてきます。
テレビをつければ、 いつもグルメ番組や食べ物のCMをやっている。
雑誌をめくると人気レストランの特集記事ばかりが目に入る。
気晴らしに散歩したら、街中から食べ物の匂いが襲ってくる。
こうなると、考えまいとすればするほど、食べ物のことで頭がいっぱいになって、もはや仕事も手につかない状態になっていきます。
みなさんも、きっと身に覚えのある感覚ではないでしょうか?
わたしたちの脳は、自分が強く意識した情報だけを、自分の中に取り入れる機能を持っています。
これは、大脳辺縁系から網の目状に伸びた「RAS」という神経ネットワークのことです。
RASは、あなたがAという事柄を強く意識すると、Aに関する情報だけを外部から集めて、それ以外はすべてシャットアウトしていく、アンテナのような働きを持っています。
外部から入ってくる膨大な情報を、こうしてコントロールし、選り分けているわけです。
食事制限のダイエットをする女性の場合、「食べたい」「でも、食べてはいけない」と、食べ物を強く意識しました。
そのため、 RASがテレビや雑誌から食べ物の情報ばかりを拾い集めてきたのです。
もちろん、その他の情報は、すべてはシャットアウトされますので、世界中が食べ物だらけのように感じられてしまいます。
さて、この話を恋愛に置き換えてください。
RASがしっかりと働けば、理想の男性など簡単に見つかります。
まるで吸い寄せるようにして、出会いの場をセッテイングしてくれます。
ただし、そこには大切な条件があります。
それは、「理想の男性像を、ありありと、どこまでも具体的に思い浮かべる」ということです。
たとえばあなたは「優しい男の人がいいな」とか「かっこいい男の人がいいな」とか、ぼんやりした理想像を描いてないでしょうか?
それでは RASは「最初のうちだけ優しい男」や「まったく中身のない男」までも探し出してしまいます。
理想の男性像は、リアルであればあるほどいいのです。
あなたの理想の男性は、どのような顔立ちでしょうか?
どんな性格で、あなたにはどのように接するのでしょう?
どれくらいの収入があり、どんな生活をしているのでしょう?
いわゆる「高学歴、高収入、高身長」のような、数値的な条件ではいけません。
もっと具体的な、温もりのある「人」をしっかりとイメージして、RASに教えてあげてください。
そうすれば、行く先々で素敵な男性が現れます。
そして慣れてくれば、「ちょっと素敵な男性」「かなり素敵な男性」「とびっきり素敵な男性」を見分けられるようになっていくはずです。
素敵な男性が「いない」のではありません。
そんな女性は、 RASがうまく使えていないだけ。
素敵な男性が「見えていない」だけなのです。
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