性犯罪の被害にあう多くは女性であるとの統計データも出ているほど、性犯罪者は男性が加害者となるケースが目立ち、これにはしっかりとした理由が存在します。
また、性犯罪者にはある一定の特徴が見られることが分かっており、心理学の知識や実験結果などを参考に、将来性犯罪者となる可能性が高い人の特徴をこの1ページではまとめていきます。
目次
犯罪者の心理
性犯罪者による犯行動機は、実はちょっとした出来心であったり、いたずら心が性犯罪へと繋がることも多く、性にまつわる欲求や衝動を抑えることができなかった結果、本来であれば許されるはずものない性的行為を求め、性犯罪を犯してしまうこととなります。
そもそも性にまつわる欲求や衝動は本能的なものであり、性欲は子孫を残す上で最も重要な役割を担っているため、非常に強力な力を持っているのですが、その強力な欲求をコントロールできなかった人は、衝動的な動機で性犯罪を犯してしまうというわけです。
これの分かりやすい例が、お酒が入った状態と素面状態の違いであり、素面状態であれば性的魅力を全く感じない相手に対しても、お酒が入ることでムラムラとしてしまい、アルコールの力で自制心が弱くなり、性犯罪を犯してしまうことです。
計画的犯行を行う人もいますが、性犯罪は意外と出来心によるハレンチ心が性犯罪へと繋がることが多く、その日の気分によって性犯罪者になってしまったという経験を持つ人も、世の中にはたくさんいます。
精神的ストレスが原因なことも
先ほどお伝えしたのは性的衝動を抑えきれなかった、無計画な人の心理でありますが、レイプ魔と呼ばれる性犯罪を何度も実行する人は、また違った心理的原因が存在します。
その原因こそ心理的ストレスであると考えられており、なんらかの精神的なストレスを抱えていると、性的衝動が強くなる傾向が見られます。
例えば、イライラした時には衝動的な行動を起こしてしまいがちであったり、嫌なことが起こるとアダルトビデオをたくさん見るようになる人は、こうした対処によって心理的なストレスを軽減しているのです。
常習犯ともなれば、罪の意識がかなり薄れている状態であるため、心理的なストレスを解消する手段の1つとして、性犯罪に手を染めていると言っても過言ではありません。
特徴〜性欲が異常に強い
性欲が異常に強い人はレイプ魔になりやすいと考えることができ、性欲が異常に強ければそれだけ精神的なストレスが溜まりやすく、セックスへの衝動が強くなってしまうからです。
性欲が強い人の特徴としては、男性であれば20代〜30代、筋肉質の男性、食欲旺盛であるなどが特徴に当てはまります。
女性の場合、愛情に飢えている、薬指が人差し指より長い、体毛が濃いなどが特徴に当てはまります。
いずれにせよ、性欲が強い人はセックス依存症である可能性も考えられるため、セックスに頼らなければ生きることが難しい状態にあることもしばしば。
性的に未熟である
性的に未熟である人は、窃視症になりやすい人の特徴であり、窃視症とは「裸体などを見ることによって、性的興奮を得ること」を意味します。
つまり、性的に未熟である人ほど盗撮などの犯罪行為を犯しやすく、のぞきによって強烈な性的興奮を覚える人は、窃視障害である可能性が高まります。
実はこうした窃視行為は性犯罪の中でも多く、暴力的性犯罪を除いた、その他の性犯罪の中では群を抜いて多いのが、のぞきや盗撮といった性犯罪となります。
性的な欲求不満が強い
性的な欲求不満が強いことも窃視行為に繋がるほか、性的衝動を強める原因を作りかねません。
性的衝動が相手を傷つけることになるのは、脳の中で性衝動に携わる部分と攻撃性の中軸として働く部分が近くにあるからであり、性的衝動が強くなるほど攻撃的になり、性犯罪へと繋がりやすくなるのです。
また、男性は男性ホルモンの影響で攻撃的である性質を持つため、弱いものに服従させることを好む本能を持っています。
過保護な家庭で育った
過保護な家庭で育った子供は、窃視症になりやすい人の特徴に当てはまるため、こちらも性犯罪を犯しやすい人の特徴であると言えます。
過保護な家庭で育つと、なんでも親に頼ってしまう自主性が育たない子供となることもあれば、親に反抗してグレてしまう子供となってしまうこともありますが、親に頼らなければ何もできない成人へと育ってしまった場合、人間関係や仕事がうまくいかずに、心理的なストレスが非常に溜まりやすい傾向にあります。
この心理的なストレスを解消するためにも、性犯罪へと手を差し伸べてしまうことに繋がりやすいのです。
貧困な父子関係
父親と子供の関係は非常に重要であり、父親に十分な愛情を受けずに育った子供のことを、アダルトチルドレンと呼びます。
アダルトチルドレンの特徴としては、いくつかの特徴が存在するのですが、その中でもスケープゴート(問題児)は、不良として自分の存在を確率することで、自分の存在を多くの人に主張しようとします。
このタイプは問題児として様々な事件を起こしたり、攻撃的に振るまう傾向にあるため、人間関係に苦労することが多いです。
また、「自分なんて価値のある存在ではない」と心の奥底で思っているため、何かに依存することで不安定な心を安定させたいといった気持ちが強いです。
支配欲が征服欲が強い
支配欲や征服欲が強いのは男性であり、男性の犯罪者はより弱い者を狙うことが多かったり、より幼いものを自由に操りたいという気持ちが強いのも、支配欲や征服欲の現れと言えます。
また、思春期の幼い子供を性的対象とする人のことを、ペドフィリアと言いますが、これは男性に多く見られる性的な嗜好趣味であることからも、援助交際などで捕まるのは大抵が男性であるというわけです。
こうしたことからも、大人になりきれずに弱いものばかりを狙う人は、性的犯罪を犯す確率も高いと言えるでしょう。
自尊感情が低く、自分に批判的
自尊心が低い人は自分が嫌いであり、自分に対して批判的であることが多い特徴が見られます。
自分が嫌いということは、自分に大きな劣等感を抱いているわけですが、自分に自信がない人は異性に対しても自信を持つことができないため、やがて抵抗力の弱い女児を狙う人が出てきます。
こうした人を「代償性小児愛」と呼び、コンプレックスの克服やアイデンティティの確立ができていないことが原因で、大人になっても自立ができていないことによって、成人女性を対象とせずに抵抗力の弱い女の子を狙うことになります。
大人が子供を性的対象とみなすことは、当然性犯罪に繋がってしまうわけです。
警戒心を持とう
いかがだったでしょうか。
男性であろうが女性であろうが、多少の警戒心を持ちながら人生を生きることは非常に大事です。
男であるからといって、絶対に性犯罪に合わないわけではありませんし、世の中には男性が好きな男もいます。
なんにせよ、少し怖いなと感じた相手には、多少の警戒心を持つことが自分を守る術ともなるはずです。
次のページでは、「行きずりの恋を求める心理〜抵抗がない理由5選」について、なぜ人は一晩限りの関係を許してしまうのか?という面白い心理を紹介していきます。
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