ドキドキしない恋愛はおかしいのではないか?とか、ドキドキしない人と付き合うと未来は楽しいのか?などの不安が頭をよぎり、付き合うべきかどうかを誰かに相談したくなる気持ちはわかります。
まず初めに伝えておくべきことは、ドキドキしない人と付き合うメリットは存在し、二人の努力次第では素晴らしいカップルとなれることです。
ドキドキする恋愛との大きな違いを、ここではまとめていこうと思います。
目次
落ち着く、安心感がある
ドキドキしない人と付き合う一番のメリットは、落ち着く相手であったり、安心感がある相手である可能性が非常に高いことです。
そもそもドキドキしないのに付き合いたいと思う理由は、安心感や価値観が同じであるなどの理由が必ずあるため、付き合いたいと思うほどの好意を抱いているわけです。
さらに、安心感があったり価値観が同じということは、居心地の良さや共通の趣味ができやすいことからも、交際後も楽しく付き合えるパートナーになれる相手であることも十分に考えられます。
「恋愛でドキドキするのは最初だけ」という考え方の人にとっては、ドキドキすることはそれほど重要でもないのでしょう。
ありのままの相手を評価できる
恋をするとドキドキするのは、ドーパミンが大量に放出されることにあり、ドーパミンが放出されると感情が高まり、動悸が早くなることでドキドキしてしまうわけです。
これは一見素晴らしいことのようにも思えますが、恋は盲目と言われるのはドーパミンの仕業であるとも言え、脳の批判などの判断をつかさどる部分を鈍らせることにより、相手の欠点が見えなくなってしまうのです。
一方で、ドキドキしない恋愛はそれほど大量のドーパミンが放出されていないことになるので、しっかりと相手の欠点さえも見えている状態で、ありのままの相手を評価できている状態にあると言えます。
こうした理由から、2つ目のメリットは相手を都合よく捉えず、ありのままの相手を愛することができることにあります。
長続きしやすい/結婚相手に最適
結婚相手として考えた場合、大恋愛を経て結婚するカップルよりも、徐々に評価を上げて交際に至ったカップルの方が、長続きしやすいと考えることができます。
理由としては、大恋愛を経て付き合うカップルはドキドキしやすく、「ようやく付き合えた」という獲得感が大きい状態であるため、損失感はほとんどない状態にあります。
しかし付き合いが長くなるにつれ、相手の嫌な部分も見え始めることで、獲得感の後に損失感がたくさん積み重なっていくことによって、徐々に相手の嫌な部分ばかりが見えてしまうようになる傾向が見られます。
逆に徐々に評価を上げて交際に至ったカップルの場合、ドキドキすることは少なくとも、こうした損失感を感じにくいことから、結婚や交際が長続きしやすいと心理学の世界では考えることができるのです。
また大恋愛の場合、恋は盲目状態に陥っているため、経済力がないなどの欠点が見えず、結婚に向かないケースも多々見られます。
勘違いの恋を防げる
吊り橋やお化け屋敷など、恐怖心でドキドキした気持ちを、相手が好きだからドキドキしていると錯覚する心理のことを、吊り橋効果とも呼びます。
この吊り橋効果は心理学実験でも証明済みであり、恐怖や不安を感じることで親和欲求(他者と一緒にいたい欲求)が高まった結果、誰かとくっつきたくなってしまうことなども、暗闇やお化け屋敷では恋が生まれやすい原因であるとされています。
なんにせよ、ドキドキしない人と付き合うメリットは、こうした勘違いの恋を防げることにあります。
最も、勘違いから始まる恋が悪いわけではありませんが、ドキドキしないということは、それほど相手をきちんと評価できている可能性が高いのです。
ステータスで決めることもできる
ドキドキしない恋愛を求めることは、燃え上がるような恋とは違うため、相手のステータスをきちんと見極めた上で、交際相手として候補に入れるのかどうかを決めることもできます。
例えば、現代の女性は昔とは違い「新3K」が理想像であると言われており、「金銭感覚が合う」「雇用が安定している」「価値観が合う」男性こそ、結婚相手に求める条件である女性が増えてきているのです。
こうしたステータスを十分に見極めた上で、付き合うべきかどうかを判断できる状態にある人は、結婚に慎重である傾向が強いとも考えることもできます。
爽快感、やる気を感じにくい
ここからはデメリット部門となりますが、ドキドキはドーパミンが関係しているとお話しました。
ドーパミンがもたらす効果とは、爽快感が増すことで行動力や集中量が増すことに加え、エネルギッシュにさせることでやる気をもたらせるなどの効果があります。
ドキドキしない人と付き合う場合は、こうしたメリットを得にくいと思っておいた方がいいでしょう。
もちろん、これからの二人の工夫によってはドキドキする関係を作り出すこともできるでしょうし、ドーパミンが過剰に分泌されることで依存症や精神疾患に陥ることもあります。
しかし、ドキドキした恋をする人としない人とでは、意欲が全く違うことは明確であり、美意識や業績向上などにも大きく繋がることになりかねません。
好きになりきれない
本当に好きなのかどうか?または付き合うべきかどうか?と悩んだ結果、とりあえず付き合ってみたけれども、やっぱり好きになりきれなかった…という理由から別れを告げる人もいます。
これは決して決して珍しいことではなく、やはり付き合う前のドキドキした瞬間や、一緒にいるだけで空も飛べそうなエネルギッシュな気持ちを体感したい人は、世の中にたくさんいるのです。
ドキドキしなくとも好きだと感じるのであれば、こちらはデメリットから除外されることもありますが、ドーパミンによってもたらされるドキドキは、一度経験すると病み付きとなり、忘れることができません。
刺激がなければ、やはり人生を楽しむことは難しくなるのです。
ドキドキを欲することも
既婚者の方がよく抱く悩みの1つが、また昔みたいにドキドキしたいとか、恋をしてドキドキしたいと思うことであり、既婚者の方はパートナーに意識を変えてもらう必要があります。
しかしこれが難しく、中にはドキドキを欲するが故に不倫に走り、家庭を壊してしまうケースも珍しくありません。
ドキドキしない人と付き合うデメリットとしては、日常に変化を感じにくいことにあり、交際後に退屈な相手であると認識してしまうかもしれません。
もしもあなたが現状何かが物足りないとか、もう少しドキドキできたらな…と感じているのであれば、それはすでにドキドキを欲しているサインなのかもしれません。
試してみることが重要です
いかがだったでしょうか。
ドキドキしない人と付き合うのであれば、とりあえず付き合ってみるのか、または最終チェックとしてドキドキしそうなことを、積極的に行動に移してみましょう。
少しでも好きだと感じたり、一緒にいたいと感じるのであれば、すぐに別れるかもしれない前提で付き合ってみるのが、最も楽で簡単な選択肢かもしれません。
そこは価値観によるでしょうが、当サイトでは悩むくらいであれば、お試し期間として付き合う方向をおすすめします。
次のページでは、「恋は盲目愛は幻?その心理が笑えない4の理由」について、ドキドキする恋のメリットデメリットをお伝えしていきます。
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