幸せ行きの切符があるのに、乗る電車が違っていたら…
どんな女性も、本来、愛する力をもっています。
これは生物学的にも間違いのない事実です。
自分を愛する力、その結果としての人を愛する力、その両方をもっているのです。
ただ、それがちゃんと引き出されていない人が多いのです。
これは、時代の変化によって、男女の役割、そのありかたも変化し、絶対的な基準が見えなくなっているせいもあるでしょう。
しかし、それでも、きちんと自分自身に対する愛を育てていけば、必ず「本物の男」を見つけて幸せになることができます。
そのカギは「自己像」にあります。
さまざまな角度から、愛せる自分をつくっていくことです。
人間の脳の心理をご存知の方は、「朝晩、自分に『私は自分が大好き』と言えばいいのですね?」とおっしゃるかもしれません。
たしかに、それだけでも効果はでてきます。
言葉が新しい意識をつくってくれるからです。
しかし、人間の心や体のしくみをよく知ったうえで実践するかどうかで、ノウハウの効果も違ってくるものです。
まず、人間という動物がどのように進化してきたのか、そして男女の違いはどこにあるのか、そこをしっかり見つめてみることから始めたいと思います。
そうすることで、今までなにが違っていたのか、なぜ愛する人にめぐりあえなかったのか、なぜ心から幸せを感じられなかったのかがよくわかるでしょう。
幸せ行きの切符は、すでにあなたの手の中にあります。
でも、乗る電車を間違えたら、目的地へはたどりつけません。
少しでも違うと思ったら、そのまま見送ってください。
そして、正しい電車がホームに到着したら、人の意見には関係なく「これだ」と確信して乗り込める、そういう女性になってください。
女性にはみんな、幸せ行きの電車を見分ける本能的な力があるのです。
みなさんにそういうナチュラルな状態を取り戻してもらうのが、私がこの記事を書いた一番の目的です。
一目惚れをどう考えるか
理屈抜きで強くひかれる異性に出会うことがあります。
それも、会った瞬間、ほかの人にはないものを感じてしまうのです。
そんなとき、女性は「でも、このまま好きになってもいいのかしら」という不安も感じるようです。
一目惚れは進展するのに値する恋なのでしょうか?
そう聞かれたら、私の答えはこうです。
「あなたがいい恋をしたいと考えているのか、それとも結婚に結びつく関係を求めているのか、それによって答えは変わります」
いい恋をするならば、一目惚れの相手とするのが最適です。
それは頭で考えたのではなく、本能が求めているので、思う存分恋の醍醐昧を味わえます。
しかし、結婚となると話は別です。
結婚は、男性の「力」とか「経済」、そういったものを披きにしては考えられません。
家庭というのはひとつのルールを守りながら、ふたりで築き上げていくものです。
その背景として、互いの責任感が必要になります。
相手の男性が結婚に適した男性かどうかは、一目惚れでは見抜けません。
このように、恋と結婚につながる愛とは、分けて考えるべきものです。
せっかく「いい恋」であっても、それを結婚願望と結びつけると、その人の人生観が狭くなってしまいます。
「結婚につながらないなら、初めから気持ちをセーブしておこう、でもつらい」と悩んだり、その人を結婚向きの男に変えようとムダな努力に時聞を費やしたり、そんなことをしていて、肝心の恋が楽しめなくなります。
恋をしている脳からはさまざまな快楽ホルモンが分泌され、脳機能は全開といえるほどに活性化し、すばらしいアイデアやとめどない夢があふれできます。
もちろん、そのベースには満ち足りた幸福感があります。
こんなときには、人生を思い通りに生きるパワーも、普段の何倍も発揮することができます。
ところが、頭で考えているととと矛盾する迷いや悩みのある恋では、せっかくのそういう恋のパワーを得られなくなるのです。
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