女性がダメ男を選んでしまう心理とは
しっかりと自立して仕事で活躍しているような女性が、いわゆるダメ男と一緒にいるケースは案外多いものです。
優しいだけがとりえの頼りない男、口ばかりでまったく甲斐性のない男。
まわりから見ると「なぜあの人が、ああいう人を選んでしまうんだろう?」と不思議に思えるカップルなのですが、そういう男を選んでしまうのには、それなりの理由があるわけです。
自立した女性は、自分にじゅうぶんな経済力があり、仕事で充実感も得ているので、それが当たり前になっています。
そうすると、男性を選ぶときに、その部分がチェックの対象にならないのです。
人は、往々にして自分がもっていないものを相手に求めます。
たとえば、自分が優柔不断な人は、同じように優柔不断な人には魅力を感じません。
自分とは違って決断力のある人をパートナーに選び、その部分で頼ろうとするわけです。
また、自分の容姿にコンプレックスをもっている人ほど「面食い」です。
自分にはない外見の美しさや華やかさをもつ恋人を手に入れることで、自信をつけたいのです。
しかし、自分がすでにもっていて人に依存する気がない部分については、最初からあまり目がいきません。
そのために、自立した女は、相手の仕事や経済力は二の次で、自分にとって都合のいい男を選ぼうとします。
自分が仕事をすることについて理解がある。
自分の生き方を認め、はげましてくれる。
そして、自分が弱気になっているときは優しく包んでくれる。
つまり、自分のやりたいことのジャマをせず、なおかつ疲れを癒してくれるような存在が一番ありがたいのです。
しかし、その場合、だいたいお金と力のない男にひっかかります。
前の記事でも書いた、自分をもっていない型の男です。
私の知っている女性たちにも、そういう結婚をしてうまくいっていない人がたくさんいます。
それはそうです。
何か事情があってとか、一時的なことならともかく、能力がなくて経済的に妻に頼りっぱなしの男は、ダメ男です。
そういう相手と一緒にいて、幸せになれるわけがありません。
私から見れば「どうしてこんな男がいいんだろう?」と不思議でしかたないのですが、彼女たちにはそうは見えないようです。
男性を見る「ものさし」が違うからです。
彼女たちにとっては、「優しい」とか「心配りができる」ということに価値があるのです。
しかし、私から言わせれば、むやみやたらと優しい男に頭のいい男はいません。
自分でもそれがわかっていて自信がないから、女性をちやほやして「よく思ってもらおう」とするわけです。
そういう男にひっかからないためにも、相手の経済力は絶対に無視すべきではありません。
自分がいくら経済的にしっかりしていようと、そこを見落としてはダメなのです。
なぜダメ男が気になるのか?
なぜ、しっかりとした女性に限ってダメ男を好きになる傾向があるのでしょうか?
それは、人間の心理的な現象が原因と言えるでしょう。
ダメ男としっかりとした女性。
これは、正反対のイメージがありませんか?
そうです。
人間は自分に持っていない物を持っている人に惹かれるのです。
ですから、ダメ人間に対して、しっかりと自立した女性が惚れ込んでしまうわけです。
つまり、ダメ男を好きになる女性というのは、人間の心理がそうさせているのです。
しっかりとした女性としっかりとした男性が結婚するとしましょう。
こんなイメージが出来ませんか?
しっかりしたもの通しなので、意見がぶつかり合い喧嘩になる。
人間とはまさに、上手く歯車が噛み合う相手に好意を抱くように出来ているのかもしれません。
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