男はどんなときに愛されていると感じるのか
男が女性の愛をはっきりと意識するのはどんなときでしょうか。
あなたは、「女性がせいいっぱい愛情表現をしたとき」だと思うかもしれません。
しかし、必ずしもそうではないのです。
男が女性の愛を求め、応えてくれた女性に「愛されている」と感じるかどうかは、本人の心理状態にカギがあるのです。
さらに、男がもっとも愛に敏感になるとき。
それは、さびしいときです。
男は、夢や希望や夢中で取り組めるものをもっていないとき、失ったとき、見つけられないとき、たまらないきびしさを感じます。
そういうときに、女性にそばにいてほしいと切実に思うのです。
しかし、実際のところ、そういうときにつきあい始めた女性とは長続きしません。
自分のさびしさを満たしてくれること、それが第一で、相手の女性がどんな女性か、自分の求めている女性かどうかをよく見ないでつきあってしまうからです。
そして、いざ目標が見つかったとか、仕事が順調になってきたとか、意欲が目覚めて「さあこれからだ」となったときに、相手が色あせて見える。
男としての自信を回復した彼は、「自分にもっとふさわしい女性がほかにいるのではないか」と思えてくる。
そんな時に、新しい出会いがあり、そばにいてくれた女性を振りきって新しい女性のところへ行ってしまう。
そんなことがしばしば起こります。
たとえば、芸能人が成功するとそれまでの恋人や妻と別れてしまう話は珍しくありません。
また、私たちの身近なところでも、それまで失業していた男性が、いい企業に就職が決まると昔の恋人と疎遠になっていくなどという話がよくあります。
女性にとっては残酷な話ですが、事実として男性にはこういう側面があるのです。
ここで一つ、例をあげてみましょう。
たとえは悪いかもしれませんが、空腹のときに頼んだラーメンは確かにおいしい。
でも、落ち着いていい気分で食事でもしようかというときに懐石料理が出てくれば、やはりそちらを選ぶ。
そういうことなのです。
食事の話がでてきたのでついでに言うと、人間には面白い特徴があります。
モチベーションのかかる仕事、自分にとって中心となるような、情熱を駆り立てる目標やロマンをもっていないとき、男は食べ物に非常にこだわるのです。
ただ「あの店のあれがおいしかった」というだけでなく、「俺はグルメ」といわんばかりに食材がどうのこうの、調理法がどうのこうのと講釈を並べたてる男は、仕事ではほとんどロクなことができていません。
この場合、女性の代わりに食べ物に癒しや満足を求めているわけです。
性欲と食欲は同じ源から発しているので、こんなふうになるわけです。
そして、両方とも、その表し方に本人の品性が表れます。
女性も同じです。
これといった夢も希望もなく、「ジムやエステでお腹を引っ込めたい」ぐらいの願いしかない主婦たちが、昼時に集まってはランチをしているのを見かけます。
若いときは、あまり食べ物に詳しくなろうとしたり、いいものに慣れようとしなくてもいいのです。
それよりも、いろいろなことをして、いろいろな人に会い、驚きのある場面に出会っているほうがずっと感性が磨かれます。
20代ぐらいの女性でも、たまに食べ物にウンチクをかたむけるような人がいますが、どうも表面だけでわかっていないなあと感じられます。
そういうのも、ある程度の年齢になって年季が入っていると身についてくるものです。
今から無理をして、その道の通(つう)にならなくてもいいのです。
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