若い男が決して見せない本音とは
男について、女性が知っておくべき大切なことは、たくさんあります。
今から話すことは、もしかしたら一番大切なことかもしれません。
それは、男は本当のところ、若い頃には「この女性を愛しているかどうか」がわからないということです。
好きかキライか、これはわかります。
好きでない女性にはわざわざ自分から近づかないし、つきあったりもしません。
しかし、女性と決定的に違うところがあります。
女性は、体の関係になった後、その人を愛していればいるほどその行為を通して幸福感をもつことができます。
そして、そのことで、自分も相手をどれだけ好きかわかるし、相手にもそれが伝わります。
ところが、男の性は、恋愛全盛期には食欲とほとんど同じです。
一定の時間がすぎれば自然と空腹、飢餓状態がやってきて、耐えられなくなります。
性欲を満たさないではいられなくなるのです。
このように、性的な関係の結び方が男と女では大きく違います。
これが、愛をとらえるとき、愛されることばかり重視してしまうのと同じくらい大きな落とし穴になります。
女性は、体を求められると「愛されている」と思ってしまいますが、実は、若い男性にとってそれは食欲を満たすのと同列の行為なのです。
それなのに、女性はイージーな性行為でさえ「愛されている」という錯覚をもってしまいがちです。
一方の男は、自分の気持ちがわからないのです。
好きかキライかさえ、実は境界線があいまいです。
男は、だいたい30代の後半ぐらいまでは、「本当にいい女」というものもよくわかりません。
キライでないかぎりみんないい女であり、性の対象になるのです。
若い時期にはむしろ、女性に真剣に惚れられでもわずらわしく思ったりもします。
だから、「私を好きかキライか」と相手にせまってもしょうがないのです。
たとえ「お前が好きだ」と答えたとしても、それは 「お前の体が好き」という意味です。
これが若い男の最大の特徴といえるでしょう。
「体を求められている」=「愛されている」と思い込まない
このような性欲本位の状態が静化されてくるのが、人にもよりますがだいたい30代後半になった頃です。
だから、男は少し年を取ったほうがいい恋ができるのです。
また、若くても、いたずらに女性を渡り歩いたりせず、ちゃんと昇華できる男もいます。
スポーツや、脳エネルギーを使う学問・研究、芸術といったものに性欲を転換できる人もいるのです。
あの精神分析学者のフロイトも、性欲をむき出しにし、それを満たすのは動物的な人間であり、芸術をつくることはできないと言っています。
性欲を昇華するプロセスが芸術や文明、文化を生むエネルギーになっていることを、芸術家たちはみな知っています。。
男性を見るとき、とくに若い男性を見るときには、彼が愛を理解するまでに、まだまだ時間がかかるのだということを、覚えておきましょう。
そして、彼が性欲にふりまわされずに勉強や仕事に打ち込んでいる意志の強い男であれば、どうか心から応援してあげてください。
「自分を強く求めてこないのは私を好きではないからだ」などと誤解しないでください。
いつも一緒にいたがり、ベタベタしたがる男がそうする理由は、残念ながらあなたへの愛ゆえではないのです。
好きという気持ちはあるにしても、自分でもどうにもならない本能にふりまわされているのが実態です。
そういう男の性質を理解し、うまく舵取りをして彼が大人の男に育っていくのを見守るのも、大変ではありますが、女性にとってやりがいのある仕事かもしれません。
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