情熱は小出しにしたほうがいい?
恋の相手に対して、好きという感情をそのまま表せない女性が多いように思います。
そのとき感じていることの半分も、相手に伝えようとしないのです。
「私が彼に夢中なのを知られたくないから」というプライドのため?
「あまり好きな感情を出しすぎると、彼に引かれるかもしれない」という不安のため?
あるいは、花火のように情熱的な恋よりも、細く長く続く恋にしたいからと、頭で計算しているのかもしれません。
でも、はっきり言わせてもらうと、小出しにして済んでしまうような情熱では、相手の男性の心は勤かされません。
それではまるで小銭で自動車を買おうとしているようなものです。
料理を盛った皿を体の後ろに隠しては、チラチラ見せて誘うようなものです。
「私はこれしかあげられないけど、あなたからはたくさんちょうだい」と言わんばかりのことをされて、喜ぶ男がいるでしょうか。
まして賢い男が相手なら、あっという間に背を向けられてしまいます。
女性はもっと利口な方法で思いを伝えなければいけません。
好きなら好きと、相手にわかってもらうような立ち居振る舞いをすべきなのです。
これは「告白する」ということではありません。
あからさまな告白は、かえって相手の興味をそぐ恐れがあります。
まだ恋人同士になっていないなら、言葉で「好き」と言わなくてもいいのです。
言葉では言えないけれど、あなたが好きです。
そういう気持ちを、恥ずかしいなら恥ずかしいなりに、精一杯あなたらしく表現するのです。
それは、そっと彼の腕に手を添えることでもいいし、相手の目を見つめて心からの笑顔を見せることでもいいでしょう。
大切なのは、そこに女性らしい「初々しき」があることです。
本当の恋をすれば、どんなにたくさんの恋をしてきた人でも、初めてのような気持ちになれるはず。
胸がふるえるようなときめきがあるはず。
それを隠さず、素直に見せてしまいましょう。
そんな女性のかわいらしさを、イヤだと思う男性などいません。
自分をカッコよくスマートに見せようなどと考えなくていいのです。
逆に、少しも恥じらいがなく、頭の中は「こうすればこうなる」という恋愛や体のノウハウと知識でいっぱい、そんな女性では、男はまるで仕出しの弁当を食べているようなあじけなさを感じます。
これは相手が若い青年であろうと、ある程度の年になった大人の男であろうと同じです。
どんな男も、恥じらいをなくした女性にはガッカリするものです。
ここに書いたことに気をつけて行動していれば、もともと彼があなたをいいように思っていたなら、必ずあなたを意識するようになってくれます。
好きなのに好きでないふりをするなど、愚の骨頂です。
もし、あなたが見せた好意に対して失礼な態度をとってくる男がいたら、それはあなたにふさわしい相手ではありません。
すっぽりと思いを断ち切り、気持ちを切り換えましょう。
そして、もっといい男を探しに出かけましょう。
いいですか。
くりかえしますが、恋愛ではまず女性が男性を選ぶのです。
そして、自己像のレベルが高い人ほど、レベルの高い男に目がいきます。
自分が選んだとびきりの「いい男」に対して、わざと情熱を小出しにするような失礼なことをするのはやめましょう。
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