相手にしてほしいことを、最初に伝えておく
大半の男性は、女性が感情的になると、どう対処していいかわからないといいます。
でも、あなたの彼氏が怒ったまま「いったいどうしてほしいの?」と尋ねたときには、彼が落ち着きをとり戻し、きちんと話を聞いてくれるようになるまで、時間をおいて答えるほうがいいでしょう。
あなたのニーズや気持ちを伝えるには、何よりもタイミングが大切なのです。
セミナーを受けていたAは、結婚当初妻に、「私が感情的になったときには、何もいわずにただ車に乗せて海に連れていってね」といわれました。
ふたりが冷静なときに交わした約束を、彼は守りました。
海は彼女の神経を和らげてくれるからです。
これは、簡単なことです。
でも、ほとんどのカップルは、何か事件や悲劇が起きたとき、いったい何をどうすればよいかを話しあっていません。
そういう時には、人はそれぞれが違うという基本にたって、お互いに自分にとっては何がベストかを話しあっておく必要があります。
ただ、放っておいてほしい女性も、逆に抱きしめてほしい女性もいます。
そして、「僕にできることは?」と聞いてほしい女性もいるのです。
わたしの場合はまさしく、「僕にできることがあったらいってくれ」といわれるのが最高の幸せで、彼はそれを誰よりも知っています。
そういわれるとわたしは冷静になれ、「彼ができること」をとても明確に理論的に思いつくのです。
通常の状態のときに、あなたの彼氏にそんなときの対処法を伝えておけば、彼氏はその情報をちゃんとしまっておき、必要とあればだしてくれるでしょう。
だから早い機会に「わたしが泣きだしたら背中に手をまわして慰めてね」とか、「わたしが怒りだしたら、15分間は放っておいてね。そうすればかなり冷静になれるから」と、希望をいっておきましょう。
自分が望むことは、自分にしかわからないのですから、それをもう一度考えて、 相手に伝えおくことが大事なのです。
口と心が裏腹なメッセージは損するだけ
女性が犯しやすいひとつの間違いは、口と心が裏腹な混乱したメッセージを相手に送ることでしょう。
たとえば、わたしたち夫婦が経済的に苦しかったころ、「今年の結婚記念日は、もったいないからプレゼントはやめましょう」と夫にいいました。
夫はその言葉を額面どおりに受けとり、記念日の日になんのプレゼントもくれなかったのです。
なぜか?
答えは簡単です。
わたしがいらないといったからです。
それから数日間、わたしは悲しくて泣いて暮らしました。
「どうして、わたしのいうことをそのまま受けとったのかしら」 と。
尋ねれば、彼の答えは、「だって君は、今年はプレゼントをやめようといったじゃないか」でした。
わたしは、自分の本当の気持ちを伝えるべきだったのです。
「わたしたち、今苦しいから、 お互いに気持ちばかりのものにしましょうね。高くなくても、カード一枚でもいいの。心が伝われば」
それがわたしの本心でした。
多くの女性たちは同様の失敗をします。
なにが言いたいのかというと、喧嘩もこれと全く同じなのです。
男性は、女性と違って、口に出さないと伝わりません。
なぜなら、男性は「自分は最高の彼氏」と思い込んでいるからです。
文句ひとつも言わないあなたに対して、満足していると思っているのです。
これが、世の中の男性の実態なのです。
ですから、喧嘩した後に話し合いすることはとても大事なこと。
これは、男性にも大切ですが、女性の気持ちを分かったもらうのに、もっとも大事なことと言えるでしょう。
話し合いをしたことが無いのであれば、必ずしてみてください。
そして、しっかりとあなたの口で嫌なことを言いましょう。
大好きな彼女が嫌がることなのですから、きっと彼氏も今後は気をつけるはずです。
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